トンネル覆工用高流動コンクリートを唐丹第3 トンネルに初適用 覆工コンクリートの打込み作業の省人化と品質向上を確認 鹿島(社長:押味至一)は、トンネル覆工に最適な高流動コンクリートを開発し、岩手県釜石市で施工中の「国道45 号 唐丹第3 トンネル工事」に初めて適用し、良好な成果を得ました。 高い自己充填性を有する高流動コンクリートは、締固め作業が不要のため、覆工コンクリートの打込み作業の省人化はもちろんのこと、締固め不足に起因する品質低下の懸念を解消できます。 今回開発したトンネル覆工用高流動コンクリートの適用により、生産性と品質の向上を実現しました。 【開発の背景】 通常、トンネル覆工コンクリートの施工では、スランプ15cm 程度のコンクリ-トを、移動式型枠(セントル)内の30cm 程度の狭小な空間に打込み、バイブレータを用いて、人力による締固め作業が行われています。その場合、特に天端部については作業が難しく、締固めが不十分になることで、覆工背面での空隙の発生やひび割れといった、初期欠陥が発生する懸念がありました。 鹿島は、増粘成分一液型の高性能AE 減水剤を用い、一般的な生コン工場で製造できる覆工用中流動コンクリート(スランプフロー350~500mm)を2011 年に開発、実用化しています。高い材料分離抵抗性と充填性を有し、軽微な締固め作業で緻密なコンクリートができます。しかし、打込み作業のさらなる省力化、省人化を目指して、これまでと同等の品質を確保しながら一切の締固め作業を必要とせず、かつ低コストの覆工用高流動コンクリートの開発に取り組みました。 鹿島建設(株)
http://www.kajima.co.jp/
*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。