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マンション購入は 建設中の現場見て

一般の人たちを対象にした「マンション建設現場見学会」が昨年11月2 7日、大阪市内で開催された。主催したのは、大阪府と府内建設業5団体 で構成する大阪府建設業振興策研究だ。

 

専門工事業の技能者や建設業に対する関心と理解を深めてもらうことを目 的としたものだが、マンションやホテルの耐震強度偽造問題が 連日マス メディアで取り上げられていることもあり、参加者は普段見ることのない 建設中の現場を熱心に見て回った。

マンションといえば、購入者にとっては何千万円もする高額な買い物にも かかわらず、モデルルームだけの見学や豪華なパンフレット見て買うのが 一般的だし、売主(発注者)もそれを当たり前のこととして販売してた。

マンションがどのような周辺環境や地盤に建設されるのか、また売主がど こかは気にするが、設計や施工業者はどこなのかといった関心はあまりな かったのではないだろうか。

ましてやどういう工程で建設され、どのような人たち(専門工事業者)が 工事に携わっているのかなどはなおさらのことだ。

  その意味では、今回の「マンション現場見学会」で建設中の建物内を見て もらうということは画期的な試みであり、参加者に対しても大きくアピー ルすることができた。

専門工事業者(職人)にとっても、見られることで仕事に対する緊張感や 誇りを感じるだろう。売主及び施工業者(元請)の理解と協力があって実 現したと聞いている。

今後、マンションに限らずそこに住み、働き、利用するエンドユーザーの 建物の品質に対する要求ニーズは、安全や安心という観点からもこれまで 以上に高くなるだろう。

施工業者にとっては、こうしたニーズにこたえることが発注者のニーズに こたえることにもなる。当たり前のことだが、品質の高い建物を作るには 優秀な専門工事業者が必要だ。しかし、現状は低賃金などの理由で優秀技 能工が不足している。

こうした人材の確保、育成の必要性を行政(発注官公庁)や元請も今こそ 真剣に考えて欲しいものだ。