
スーパー、物販店を計画2009年秋開業へ 兵庫県企業庁はこのほど、「潮芦屋センターゾーン?期事業提案競技」の当 選者を大和ハウス工業に決定した。商業・交流ゾーンでの整備にあたり、民 間事業者から提案を公募していたもので、同社では、スーパーをはじめとす る物販店、サービス施設などを計画。2009年秋の開業を予定している。総事 業費は約23億円。
このコンペは、芦屋市海洋町と南浜町の2つのブロック約2.99haを対象に、商業・交流ゾーン施設整備と運 営に関し、事業方針や施設計画、運営計画、全体スケジュール、購入価格か賃貸料、投資・資金計画、収支 計画の具体的な事業計画に関する提案を公募したもの。 募集にあたっては、北ブロック(約1.26ha)と南ブロック(約1.73ブロック)を一体の計画としながら、北 ブロックには地域住民の日常生活をサポートする商業施設や生活利便施設を、南ブロックはマリーナに近接 した立地を生かし、広域の人々が交流する海の手芦屋らしい魅力ある店舗等が集積する商業・交流ゾーンと したほか、潮芦屋の中核ゾーンであることから、景観や既存の住宅に配慮することを求めた。 今年1月の受付には五者からの応募があり、加藤晃規・関西学院大学総合政策学部長を委員長とする審査委 員会が、審査基準やプレゼンテーション等による審査を実施した結果、最高得点を獲得した大和ハウス工業 を当選者としたもの。第2位は?オーワク。 大和ハウスの提案は、‘海の遊歩道 海を臨む魅力と賑わいのある施設(街)の演出’を事業コンセプト に、S造1階1部2階建て、建築面積約9,710?、延床面積約1万2,160?の施設を中心に、北ブロックには 食品スーパーと物販店、南ブロックは物販店と飲食店、サービス施設を計画。 選考では、施設全体を低層とし、マリーナ等周辺の景観や住宅地環境に配慮し、南北両ブロックの施設形 状、色彩を統一イメージとしてマリーナと一体となった良好な景観形成ーなどの施設計画、主要テナントの 出店確認や資金計画の健全性、事業主体が安定していることから、円滑で継続的な事業経営が期待できる、 などが評価された。 同社では今後、兵庫県や芦屋市等と協議を行い、2009年秋の開業を目指すとしている。総事業費は約23億 円、土地賃貸条件は、20年間の事業用定期借地とした。