技術研究所内の試験施工で路面温度低減効果を確認 戸田建設(株)(加藤久郎社長)と戸田道路(株)(宗長久社長)の両社はこ のほど、東京都水道局の協力を得て、戸田建設技術研究所(茨城県つくば市) で浄水場発生土を有効利用した保水性舗装「エコクーリング舗装」の試験施工 を実施し、路面温度低減効果を実証した。
保水性舗装とは、舗装体の空隙に注入した保水材によって雨水などの水分を吸収し、蓄えておくことができる 舗装。この蓄えられた水分が晴天時に蒸発することで路面温度を低減し、舗装体から大気への放熱を少なくす ることが期待できる。 今回の「エコクーリング舗装」は、本来、産業廃棄物として処理される浄水場発生土を配合した保水材を舗装 に注入する工法。密粒度アスファルト舗装と比較し表面温度が上昇しないため、ヒートアイランド現象抑制効 果がある。 具体的に、舗装中の保水材が蓄えた水分が、晴天時の日射で蒸発する際の蒸発潜熱により、路面温度を低減。 技術研究所における路面温度低減実験結果では、最大で19.9℃の路面温度の低減を確認している。東京都保水 性舗装の性能用件発注では路面低減温度12℃以上。 このほか、同工法には ?産業廃棄物となる浄水場発生土の有効利用 ?大きな保水量=今回の保水性舗装では、厚さ10?の舗装体に保水材を100%浸透。 この場合、保水量が8.8?/?を実験で確認した ?保水機能を持たせた透水性舗装への適用が可能 ―などの特徴がある。適用箇所は一般国道(国道・県道・市道)及び歩道、駐車場、工場内道路、公園内道 路、校庭など。 戸田建設ら両社は今後、浄水場発生土の有効利用を通じ、循環型社会に向けて環境保全に貢献する技術として 同工法を積極的に提案していく予定。