戸田建設(株)(加藤久郎社長)はこのほど、近隣環境と調和を図る低騒音・低振動・短工期の「近隣配慮型 解体工法(NEOカッター工法)」を開発した。 同工法を用いることで、従来の油圧圧砕機と比較して騒音でマイナス12dB、振動でマイナス14dB(計測距 離10m)の低騒音、低振動施工が可能となった。 これにより、都市部の地下工事では近隣に対する配慮から解体工事の稼働率が45%程度と低くなっているもの を、80%程度まで高められるものと期待される。 今回開発した工法は、0.2立方mクラスの重機本体に電動ウォールソーを専用アタッチメントを介して取り付 けた機械を活用するものであり。この機械1台で床、壁、柱、梁などあらゆる部位の切断、解体が可能となっ た。 専用アタッチメントの大きさは全長2.3m×全幅0.89m×1.38mで、旋回装置、首振装置、伸縮装置、レー ル、電動ウォールソー、安全装置で構成。掘削機用重機に専用アタッチメントを取り付け、無足場で地下外壁 の解体を行う。解体方法は外壁、柱、梁などの鉄筋コンクリートをレールに沿って二?ごとに切断し、それを 縦方向と横方向に切断してブロック化し解体する。 なお、専用アタッチメントは解体対象物に押し付けることで固定をするため、その押し付け力が足りずにレー ルがはずれるなどして、ブレードの回転が不安定になる可能性がある。その対策として、一定の押し付け力に 達するまでは電動ウォールソーに電気が供給されずに、稼働しない安全システムとしている。 同工法の主な特徴は?騒音80dB以下、振動52dB以下(距離10mの位置で計測)?施工能率は小型ジャイア ントブレーカーの倍?本体重機は0.2立方mクラスの小型重機のため、狭い地下工事にも適用可能?押し付け 力を感知し、ウォールソーの電源をコントロールする安全システムなど。 同社では今後、都市部での地下部解体工事を中心に同工法を適用していく方針。