大気中のアスベスト粉じんの濃度を簡単・迅速に測定 業界で最小・最軽量、しかも低価格で6月1日から販売開始 清水建設(株)<社長 野村哲也>は、柴田科学(株)<社長 柴田真利>と 共同でこのほど、解体工事などで大気中のアスベスト等の粉じん濃度を簡単・ 迅速に測定できる携行型計測器「ファイバーサーベイメーター FS−1」を 開発・実用化しました。本計測器は、類似タイプの計測器としては業界で最 小・最軽量、現場でのハンドリングに優れた製品。これを類似タイプの半額以 下、100万円を切る価格で、6月1日から販売開始し、その普及拡大を目指し ます。
アスベスト等の粉じん濃度の測定方法は従来、空気をろ過したフィルターで捕集した繊維の数を、顕微鏡を使 って計数するもの。このような方法では計測結果を得るまで数日が必要でした。解体工事現場などでは、アス ベスト等の粉じん飛散をリアルタイムで管理したいというニーズが高まっており、最近は携行型の計測装置が 開発されています。しかし、これまで開発された計測装置は、重量10kg前後、価格数百万円台という点がネッ クとなり、普及が進んでいませんでした。 今回開発した携行型計測器「ファイバーサーベイメーターFS−1」は、空気中に含まれるアスベスト等の粉 じんを、レーザー光による光散乱技術を用いて、簡単・迅速に測定できる計測器。簡単な操作を行うだけで、 わずか1分で測定を完了。解体工事などでのアスベスト等の粉じんの飛散監視に役立てることができます。 本計測器は、類似タイプの計測器としては最小・最軽量、現場でのハンドリングに優れた製品です。シンプル な測定原理の採用と、搭載機能の絞り込みにより、部品数の大幅削減と計測ソフトの改良を実施。その結果、 装置のコンパクト化・軽量化と同時に、ローコスト化に成功しています。十分な計測機能を備えながらも、重 量3kg、価格は98万円。従来製品に比べて数分の1以下というスペック・価格です。 本計測器は、粒子を大きさで分ける「小型サイクロン分粒装置」と、半導体レーザーを光源とする「光散乱検 出器」を搭載。この組み合わせでレーザー光を信号処理して、繊維状粒子の計測を行うというメカニズムで す。なお、測定機能の信頼性に関しては、実際のアスベスト除去現場において、200を越える試験データの取 得・評価を実施し、確認済です。 ≪ファイバーサーベイメーターFS−1の特徴・メリット≫ 1充実した測定機能 ・ボタン一つで、測定開始から濃度換算値を設定時間ごとに表示します(最短60秒)。持ち運びながらの計測 が可能です。 ・アスベスト等の粉じんを検出するとアラーム音でその存在を知らせる機能が搭載されており、まさにリアル タイムに計測します。 2携行型の計測器としては、最小・最軽量 ・本計測器は、サイズ(200mm×100mm×高さ200mm)、重量は約3kg。従来の類似計測器に比べて、サイズ・重 量ともに数分の一以下です。足元の状態が良くないような解体現場でも、肩に掛けて携行することが可能で す。 3価格は従来品の半額以下 ・十分な測定機能がありながら、1台当りの価格は百万円を切って、98万円。従来装置に比べて、半額以下で す。 「ファイバーサーベイメーターFS−1」は、6月1日から販売を開始。解体工事業者や建機レンタル会社を 中心に売上げを見込み、初年度の売上げ2億円、3年後の年間売上げ10億円が目標です。 ―以 上 清水建設 http://www.shimz.co.jp/