三菱樹脂(株)(神尾章社長)は、金属板表面に、光拡散性と反射率に優れた 白色PETフィルムをラミネートした複合素材「ヒシメタルEX」の用途展開 を加速する。同商品は、内照式看板の反射材としてサイン・ディスプレイ分野 を中心に販売していたが、昨年からそのターゲット市場を広げ、各種の照明器 具向けにテスト販売を実施。その結果、いくつかのオフィスや商業施設で採用 が決まり、本格的な市場開拓に注力していくことにしたもの。
同商品は、アルミニウムなどの金属板と白色PETフィルムを貼り合わせた複合素材で、光拡散性に優れ、反 射率も96%と通常の照明器具に使われる白色塗装金属板の反射率(60から85%)を大きく上回る。そのため、 同商品を店舗などの照明の反射板に使用すれば、照度の低下を抑えて蛍光灯の本数を削減することができ、消 費電力を削減できるため、省エネと電気料金の節減につながる。また、蛍光灯を削減しない場合は、照度を約 2割高められる。
社では内照式看板用途に加えて、昨年から一般の照明器具向けにテスト販売を始めたところ、企業のオフィス や工場内の照明、スーパーマーケットの店舗照明などに採用され、省エネ効果で高い効果が得られるものとな った。 このため同社は、各種の照明器具向け反射板としても市場拡大が見込めると判断。用途としては企業のオフィ ス、工場やスーパーマーケットの天井照明以外にも、コンビニ・レストランなどの店舗照明や、病院、学校な どの公共施設の照明、電車・バスなどの車内照明、バスルーム内の照明、家庭用照明器具など多様な用途を想 定しており、建築基準法の不燃材料の認定や鉄道車両材料燃焼試験認定など用途拡大に伴い必要とされる不燃 認定、もしくは取得準備を進めている。 三菱樹脂 http://www.mpi.co.jp