◇◇◆環境対応型で高性能・高耐久◆◇◇ 戸田建設(株)(加藤久郎社長)はこのほど、東日本塗料(株)(西成四郎社 長)と共同で、生産施設及び病院向けの塗り床材「環境対応型高性能・高耐久 帯電防止床工法(TOFコート導電)」を開発した(特許出願中)。 ?下地(コンクリート) ?TOFコート 導電(下塗り・しごき塗り) ?TOFコート 導電(上塗り) 同工法を用いて、東日本塗料の製品倉庫及び戸田建設が施工した半導体精密工 場の防爆棟の一区画で試験施工を行い、従来の帯電防止床に比べて約2分の1 の短工期で施工できるとともに、施工後の帯電防止性能も従来品に比べて安定 した優れた性能を維持し、安全管理基準値を十分に満足したことを確認した。
近年、半導体製造工場や電子機器組立て工場などの生産施設では、可燃性の雰囲気の中で、人体の帯電及び作 業工程における帯電現象による静電気が原因で発生する爆発や火災をはじめ、半導体デバイスの破壊や性能劣 化など様々な静電気障害が発生するケースが報告されている。 こうした現象を回避するため、静電気の帯電が予想される場所での床や床材において、現在では帯電防止性能 が必須の仕様となっている。また、病院施設の手術室やMRI(核磁気共鳴画像診断装置)室などでは、静電 気による精密医療機器の誤動作等の静電気障害は発生するなど、安全基準が見直しされている。 今回開発した「環境対応型高性能・高耐久帯電防止床工法」は ?水系エポキシウレア樹脂セメントモルタルに特殊な導電材料を複合した床材で、各種外力に対しても優れた 帯電防止性能を長期的に維持 ?下地が湿潤状態でも施工できるので、導電性プライマーが不要 ?セルフレベリング性(自己流動性)を有しているいるため流し延べ工法が可能で、大幅な工期短縮を実現 ?水系のためホルムアルデヒド等の有害なガスの発生がないので、人と環境にやさしい環境対応型の床材 ――などの特徴がある。 施工方法は、通常では2層塗りで行い、下地処理→TOFコート導電(下塗り・しごき塗り)施工→TOFコ ート導電(上塗り)施工という工程で、2日程度の短期間で床の施工が完了する。また、下地の凹凸や吸水な どが小さい場合には一層塗りで行うこともでき、この場合の施工は1日程度で終えることができる。いずれの 工法とも、施工を完了した翌日には床上での作業が可能となる。 戸田建設では、今回の新工法を生産施設や医療施設だけでなく、通信施設や各種研究施設、教育施設などにも 採用して安全管理の品質向上を図り、新築・リニューアル物件に関わらず積極的に営業展開を行っていく予 定。