日本ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:松浦 誠)は、ヒートアイランド対策や地球温暖化対策に効 果が期待される太陽熱高反射塗料の分野において「日射反射率予測システム」を開発し、あらゆる塗料にこ の技術を適用して市場の拡大を行うこととしましたので、お知らせいたします。 当社は1999年に、工場・倉庫などの屋根用として新設カラー鋼板市場や塗り替え市場に太陽熱高反射塗料 (発売時、「遮熱塗料」)を発売、その後道路用市場にも投入し、これまで室内温度、道路表面温度の上昇 低減効果に高い評価をいただいてきました。 このような、室内温度や道路表面温度の上昇を抑制する機能性塗料は、今後ますます需要の伸びが予測され ます。2010年に環境配慮型商品の販売比率100%を目指す当社は、この市場を重要ととらえ、顧客に導入して もらいやすい塗料の開発を進めてきました。 そこで、色の三原色の性能を利用して、現有する顔料の反射・吸収性能を測定・解析し、ライブラリー化し た上で、そのデータをコンピューター処理することにより高反射性能を持った塗料を設計できる画期的光処 理最適化技術「日射反射率予測システム」を開発しました。高反射性能を確保し、かつ塗料コストにも配慮 した技術である、光処理最適化技術「日射反射率予測システム」を用いた太陽熱高反射塗料を今後市場で拡 販していきます。 塗料は色の三原色、赤・緑・青の組み合わせにより、多彩な色を作り出しています。その色を作り出す元と なるのは顔料です。塗膜上での光や熱の反射性能を阻害するのは吸収性能の高い顔料を使用することが主な 原因と考えられており、特に、濃彩色域を発色するために多く使用されているカーボンブラック顔料に阻害 要因があるとされています。塗料の反射性能を上げるため、従来はそのカーボンブラック顔料を使用する代 わりに、(1)反射性能の高い黒顔料を使用したり、(2)その効果を維持するためのビーズ状顔料を使用 した顔料技術が用いられてきました。しかしながら、それらの技術には市場のニーズに十分応えられないい くつかの課題がありました。まず、(1)については、その多くは高価であること (2)のビーズ状顔料 は、顔料の形状や大きさから表面形状がガサガサとなり平滑性に劣ってしまい艶(つや)のある塗料ができ ないという点が課題でした。 顔料の組み合わせを制御した当社独自の「日射反射率予測システム」は、これらの課題を解決し、環境に配 慮し、色の展開も豊富、かつ価格面でも優位な、太陽熱高反射塗料の製造を可能としました。 当社は、日射反射率予測システムをあらゆる塗料に適合することにより、今後多様な塗料市場で太陽熱高反 射塗料を展開し、その期待効果であるヒートアイランド対策や地球温暖化対策を促進し、2010年環境配慮型 商品の販売比率100%の全社目標に向かいまい進していきます。 日本ペイント http://www.nipponpaint.co.jp/index.html