◇◇◆壊れない、揺れにくい「制震天井システム(TN-CDS)工法」を実施施工◆◇◇ 千代田化工建設(株)、戸田建設(株)は、現在施工中の「コニカミノルタオプト(株)L-5 工場建設工 事」において、戸田建設(株)、西松建設(株)が共同開発した制震天井システム TN-CDS(Ceiling− Control Device System)工法を採用しています。 建設地は神戸市西区の西神工業団地内にあり、千代田化工建設(株)が設計施工監理全般を、建築の施工を 戸田建設(株)が担当しています。コニカミノルタオプト(株)L-5 工場は主架構を制震構造として十分な 耐震性能を確保することに加え、重要なエリアの天井に本工法を採用し、天井落下等による二次災害の防止 が図られています。コニカミノルタオプト(株)L-5 工場は主架構の制震化と制震天井を併用することで、 非常に高い耐震安全性を実現した工場と言えます。 制震天井システム(TN−CDS)工法は、建築物の制震デバイスとして実績のある粘弾性体ダンパー(制震デバ イス)を壁と天井の間に設置することで、地震時の天井の揺れを低減し、天井の破損、落下および天井の取 り付く壁の破損を防止します。 本工法は2003 年に発生した十勝沖地震の天井被害などを契機に立ち上げた、戸田建設(株)・西松建設 (株)共同研究開発プロジェクトにおける非構造部材の耐震対策の一環として開発・改良を行ってきまし た。性能実証実験として2004 年から2006 年に渡り振動台による加振実験を実施しています。 この実験で震度6 クラスの揺れを与えた場合、在来工法による天井の変位が55 75mm であったのに対し、本 工法による天井では5mm 程度と、揺れが10 分の1以下に低減されること、制震デバイスが安定した性能であ ること、及びシミュレーション解析手法と整合することを確認しています。 本工法では制震デバイスを在来天井に簡単に取り付けられるため、新設・既設の天井を問わず設置できま す。またフトコロの大きな天井で必要とされるブレース材も必要が無くなるため、設備機器や配管・ダクト などの配置における自由度も高まります。 制震天井システム(TN-CDS)工法を採用した場合のコストについては、IT機器関連の生産施設の10%程度 に採用した場合、全体工事金に対し約0.5%程度のコスト増で済むと試算しています。普及が進めば更に廉価 にすることが可能です。 戸田建設(株)では、震災時における建物・設備の継続使用を可能にするBCM(事業継続マネジメント)の有 効なツールとして位置づけ、生産・医療施設などを中心に、新築ばかりでなく改修工事においても積極的に 提案していきます。 ≪建物概要≫ 名称 コニカミノルタオプト(株)L-5工場建設工事 施主 コニカミノルタオプト株式会社 設計 千代田化工建設株式会社 総合元請 千代田化工建設株式会社 施工者 戸田建設株式会社大阪支店 建設場所 兵庫県神戸市西区 建物用途 液晶偏光板保護フィルム製造工場 構造 鉄骨造 以上 戸田建設 http://www.toda.co.jp/