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清水建設と竹中工務店、高耐火コンクリート「AFRコンクリート」の実施権許諾を開始

高耐火コンクリート「AFRコンクリート(R)」を実施権許諾
  清水建設(株)<社長  宮本洋一>と(株)竹中工務店<社長  竹中統一>はこのほど、建設会社、生コン会社、PC部材製作会社などに対して、2000年に両社が共同で開発・実用化した超高強度対応の高耐火コンクリート「AFR(Advanced  Fire  Resistant:高耐火)コンクリート(R)」の実施権許諾を始めました。対象は、汎用性が高い設計基準強度80N/mm2と100N/mm2のコンクリートで、許諾料は1m3あたり1千円を予定しています。

  50階建てクラスの超高層マンションの低層部には、設計基準強度80N/mm2以上の超高強度コンクリートが使われます。コンクリートの特性として、設計基準強度80N/mm2以上になると、火災等の高熱下で表層が剥離・飛散する現象が顕著になるため、耐火被覆などの剥離・飛散対策が必要になります。

  一方、わずかな合成繊維を混入するだけで優れた耐火性能を発揮する「AFRコンクリート(R)」は、耐火被覆が不要で工費・工程を圧縮できる上、より広い居住空間を確保できるというメリットがあることから、多くの建設会社から実施権許諾を求められていました。そこで、両社でその対応を協議した結果、設計基準強度80N/mm2と100N/mm2に限って、実施権許諾することにしたものです。

実施許諾の条件は、品質確保の観点から次の通りです。
  1.許諾希望者が個別企業の場合、当該企業が製造または施工する設計基準強度80N/mm2以上の高強度コンクリートに関して建築基準法37条に規定される建築材料としての大臣認定を取得していること。または、社団法人プレハブ建築協会のPC部材品質認定制度において強度80N/mm2以上の高強度コンクリートを使用した部材の認定を取得していること。

  2.許諾希望者がJVの場合、スポンサーが前項の条件を満たしていること。

  なお、すでに両社はそれぞれ、設計基準強度120〜150N/mm2クラスの超高強度コンクリーに対応できる「AFRコンクリート(R)」を開発していますが、100N/mm2超の強度については、実施権許諾の予定はなく、両社の固有技術として活用していく考えです。
以  上
≪参考≫
1.超高強度コンクリートが剥離・飛散するメカニズム
  火災時の高熱による表層の急激な熱膨張や、コンクリート内部に含まれる水分の急激な気化・膨張などが原因として考えられています。コンクリートは、高強度になるほど密実になり、火災時の高熱下では熱膨張力が大きくなるとともに、内部で膨張した気体の逃げ道がなくなり内部圧力が一層高くなるからです。このため、設計基準強度80N/mm2以上の超高強度コンクリート部材には、耐火対策が必要です。  

2.AFRコンクリート(R)
  合成繊維を混入した超高強度コンクリートで、合成繊維は火災時の熱で溶融・消失してコンクリートに微細な空洞をつくり、この空洞が表層の熱膨張力や内部で膨張した気体の圧力を緩和する役割を果たし、表層の剥離・飛散を防止します。混入する合成繊維の直径は0.005〜0.10mm、長さは5〜40mmです。すでに両社で、33棟、87,000m3の打設実績があります。
  設計基準強度80N/mm2と100N/mm2のコンクリートに対する混入率は0.10〜0.20vol%です。コンクリートミキサー車の中に少量の合成繊維を混入するだけで製造できるため、特別な製造設備は不要です。なお、今回許諾するAFRコンクリート(R)の耐火性能については、(財)日本建築総合試験所から、その性能を認定する技術証明を取得しています。

3.許諾申込み先  
  ・建設会社の場合
      清水建設(株)  技術戦略室知的財産部
      TEL:03−5441−0422  
  ・生コン会社、PC部材製作会社などの場合  
      (株)竹中工務店  技術企画本部知的財産部
      TEL:03−6810−5692  

  問い合せ先  清水建設(株)  広報部
                    TEL:03−5441−1111
                    (株)竹中工務店  広報部
                    TEL:03−6810−5140
  

清水建設(株)

http://www.shimz.co.jp/

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