国内技術による超高強度繊維補強コンクリート「サクセム」を
羽田空港D滑走路の桟橋UFC床版工事に使用
サクセム製UFC床版を着陸帯に敷設
鹿島(社長:中村 満義)は、羽田空港D滑走路の桟橋工事に使用するプレキャスト床版の一部として、国内技術を結集した超高強度繊維補強コンクリート「サクセム」を使用した床版の製作を昨年11月に開始し、同12月から現地架設を開始しました。当工事における「サクセム」の使用量は約2,600m3です。
参考画像:羽田空港D滑走路完成予想図
【 本工事の概要 】
羽田空港D滑走路の桟橋部は、海中に打設した鋼管杭と鋼製のジャケット、およびジャケットの上部桁上に配置するコンクリート床版から構成されます。このうち、滑走路や誘導路を含む桟橋中央部約32万m2には通常のコンクリートを使用したプレキャストPC床版と現場打設の間詰部からなる連続コンクリート床版を設置します。一方、外周部の着陸帯約20万m2には超高強度繊維補強コンクリート(UFC)を使用したプレキャストPC床版(UFC床版、6,934枚、標準寸法約7.8m×約3.6m)を敷設します。
参考画像:UFC床版敷設範囲
UFCは一般のコンクリートと比較して力学的性能が高いため床版を薄く、軽くすることが可能です。普通コンクリート製のPC床版に比べ重量が約半分となり、桟橋ジャケットおよび鋼管杭の鋼材量が低減できます。また、緻密な組織が塩分の浸透を防ぎ、塩害に対して優れた抵抗性を有するため、維持管理費の低減も期待できます。
【 今後の展開 】
鋼材に匹敵するほどの性能を持つ「サクセム」は、部材を究極まで薄く、軽くすることが可能な上、緻密な組織のため極めて高い耐久性を有する材料として、これからのインフラに新たな可能性を示します。
100年先を見据えた羽田D滑走路への使用を足掛りに、塩害を受ける沿岸構造物をはじめ、様々な構造物への採用を推し進めます。
【 工事概要 】
発注者:国土交通省関東地方整備局
工事場所:東京都大田区羽田空港地先
設計・施工:鹿島・あおみ・大林・五洋・清水・新日鉄エンジ・JFEエンジ・大成・東亜・東洋・西松・前田・三菱重工・みらい・若築異工種建設工事共同企業体
工 期:2005年3月〜2010年8月
規 模:滑走路(2,500m×60m)及び連絡誘導路(本体幅30m×2本)に関する基本施設 他 鹿島建設(株)
http://www.kajima.co.jp/
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