厨房(業務用)向け新床システムを開発
●既存の建物に業務用厨房が簡単に設置可能
(排水システム組込みの床パネル工法の開発)
●油汚れ、悪臭、害虫、清掃などの問題を解決
(床上設置の油水分離ユニットの開発)
●厨房環境のクリーン化の実現
節水型トイレ自動洗浄システムのトップメーカー・株式会社木村技研(社長・木村隆英、本社・東京都世田谷区)は、厨房用の新床システムを開発、3月10日から受注を開始します。この厨房床システムは、従来型のグリーストラップと異なる油水分離ユニットの開発により、油汚れ、悪臭、害虫、清掃など、維持管理上の問題点を解決し、クリーンな厨房を実現します。また、スケルトン・インフィル方式のパネル化工法により、新築建物への導入はもちろん、既存の建物に業務用厨房を簡単に設置したり、取り外ししたりすることを可能にしました。
「厨房向け新床システム」の価格は、油水分離ユニット含めて75,000円(税別)/m2からです。レンタルも可能で、その場合は少ない初期費用で導入することができます。また、ビルオーナーにとっては、ビルを劣化させることなく、家賃収入の高い飲食店導入がしやすくなります。
●業務用厨房の問題点
業務用厨房はハードな使われ方をするにもかかわらず、維持管理上清潔でなければならない場所です。製品化するにあたり、現場調査や厨房スタッフとのヒアリングから、厨房の解決すべき問題を5点にまとめました。
・油汚れにより清掃が困難
・悪臭がし害虫が集まる
・配管埋設により、漏水対策やメンテナンスが困難
・改修や設備更新ができない設計や施工であること
・ライフサイクルコスト削減や、環境への配慮がないこと
そしてこれらの問題の原因が床にあり、それぞれが相互に関連していること、特に大きな原因がグリーストラップ(油水分離設備)にあることが分かりました。
●グリーストラップの問題点
業務用厨房には、水質汚濁防止法と下水道法により、グリーストラップの設置が義務づけられています。グリーストラップは油分をせき止め、直接下水に流出させない機能ですが、油水を比重分離するだけであり、機械的な油水分離機能を持っているわけではありません。そのため、次のような問題を派生させます。
・悪臭の発生と害虫
毎日清掃されれば問題ありませんが、実態は月に一回程度の清掃のため、放置された油分が凝固し悪臭を発生させます。悪臭やバクテリアの発生、堆積物などにより、ハエ、ゴキブリ、ネズミなどを集める結果となります。食の安全管理上大きな問題です。
・専門業者の清掃が必要
油分を含む汚水や堆積物は、日常的に処理しない限り産業廃棄物となるため、専門業者に委託せざるをえません。当然、定期的にコストがかかります。
・下水への環境汚染
十分な油水分離機能を持たないため、一部油分を含む汚水が公共下水道に流出する可能性があります。地球環境のためにも改善が必要です。
・漏水・改修が不可能
グリーストラップに常に油水や堆積物が貯留状態となるため、グリーストラップ下部からの漏水が多く見られます。しかし、床埋設のため、長期に営業を止めない限り改修は不可能です。
●木村技研の油水分離ユニット
油水分離ユニットの開発は、不十分な比重分離でしかないグリーストラップの根本問題を、機械的に解決した製品です。特徴は3点あります。
・操作しやすいコンパクトな床上設置型(D約60×W約60×H約130cm)
厨房排水をポンプアップでユニットに流入させ、油水と残材を機械的に分離します。
・分離装置で、食材残材は残材トレイに、油は油トレイに回収
スタッフが一般ごみとして廃棄でき、専門業者委託や産業廃棄コストが低減できます。
・下水汚染をストップ
油水をほぼ完全な形で分離できるため、環境汚染の問題を解決します。
<従来方式と新方式の比較>
●木村技研の新厨房床システムの特徴
木村技研の新厨房床システムは、5つの特徴を持っています。
1.スケルトン・インフィル型の床システム
床パネル、グレーチング、排水溝を一体化した乾式床パネル工法です。部材はグレーチング(FRP製)以外すべてステンレス製です。
2.床上設置型の油水分離ユニット
従来の床埋設グリーストラップと全く違う、油水と残材の分離処理機能を持つ製品です。
3.床パネル下部に洗浄と害虫対策機能(オゾン吹き出し)の組込み
排水溝に汚れを滞留させない洗浄機能とオゾン吹出し機能を組込みました。
4.床のフラット施工
床勾配の必要がなく、調理等の作業性と厨房機器据付のしやすさが向上しました。
5.すぐれたメンテナンス性と既存建物への対応性
床パネルの着脱で、内部のメンテナンスや改修が容易に行えるだけでなく、乾式工法化、軽量化により、短い工期で既存建物内に簡単に設置できます。
・「スケルトン・インフィル型の床システム」
・「油水分離ユニット」
(株)木村技研
http://www.aqua-k.jp/
*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。