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ハザマ、解体コンクリート塊の現場内再利用を可能にする「Grand−M工法」の適用を拡大

解体コンクリート塊の現場内再利用を可能にする
「Grand−M工法(ガランダム工法)」の適用範囲拡大
〜油圧ショベルで撹拌・打設−狭い建設現場にも適用可能に〜
  ハザマ(社長:小野俊雄)は、自社技術である「コンクリート再生材を用いたセメントベントナイト複合固化体工法『Grand−M工法(ガランダム工法)』」(以下、「本工法」という)を狭い建設現場でも使えるように、今回、小回りの効く油圧ショベルで材料の撹拌と打設を行なう施工方法を確立して、「建設技術審査証明(変更)(BCJ−審査証明−139  2010年1月28日)」を取得しました。

  本工法は、ビル建て替え工事で解体された建物のコンクリート塊を、その現場内で再利用する技術です(2008年1月に建設技術審査証明を取得)。解体コンクリート塊を破砕してできるコンクリート再生材と、セメントベントナイトスラリを練り混ぜた複合流動体を、建物の基礎下やその周囲の埋め戻し部分、あるいは埋め戻しが必要な地下空洞などに打設し、地盤改良体を造成します(図1)。セメントベントナイトスラリは、水とベントナイト、セメントを混合したもので、コンクリート再生材と混合するとコンクリートのような流動体となり(図2)、ポンプ車やホッパーなどで打設することができます。

  コンクリート再生材とセメントベントナイトスラリの撹拌をミキサーで行なうために、ミキサーや材料投入機器を設置するスペースが必要で、狭い建設現場には不向きという課題がありました。そこで、小回りの効く油圧ショベルのバケットで材料を撹拌して、そのままバケットで打設する施工方法を確立し、必要なスペースを従来の方法(ミキサー攪拌)に比べておよそ半分の約150m2にまで抑えました。(図3、図4)

  コンクリート再生材には、現場で解体コンクリート塊を粒径40mm以下に破砕したものか、コンクリート塊のリサイクルプラントから購入する再生砕石を用いることに変わりありませんが、その混入率は従来の方法では出来上がり体積の60〜70%だったのに対し、今回の方法では撹拌効率を考慮して60〜65%に抑えました。セメントベントナイトスラリの水セメント比も同様の理由により、従来の方法では80〜160%であったのに対し120〜160%としました。

  しかし、設計基準強度は今回の方法でも最大5  N/mm2の範囲で設定することができ、圧縮強度のばらつきを表す変動係数(注1)も15%以内に抑えられます(表1)。長期支持力として500kN/m2以上の基礎地盤を構築できるので、重量構造物の基礎地盤材料にも使用できるという特長は保持しています。

  本工法は資源再利用のほか、コンクリート塊搬出と打設分のコンクリート材料搬入が無くなり、大型車両の使用燃料やCO2排出量、周辺環境への影響も低減できるという利点がありますが、さらに、今回の方法では材料を撹拌するのにミキサー車ではなく、油圧ショベルを用いることから撹拌音の低減という効果も生みました。

  今回、パケット攪拌をメニューに加えたことにより、本工法の導入対象範囲が大きく広がりました。環境負荷低減工法として、広く提案していきたいと思います。


(株)間組

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