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竹中工務店、次世代型オフィスで省エネルギーを追求した実証実験を開始

次世代型オフィスで、省エネ効果の実証実験を開始

―実際に従業員が入居し運用しながら、データを収集、解析し、省エネ効果を検証―
  竹中工務店(社長:竹中統一)は、省エネルギーを追求した次世代型オフィスの実証実験を、本年4月に竣工した当社の関連会社TAKイーヴァックの新砂本社ビル(東京都江東区)で開始します。この実験は、独立行政法人  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けて行うもので、当社が開発した空調、照明、制御の3要素技術を駆使した<次世代型オフィスルーム>を、同一の建物内の<一般オフィスルーム>と比較し、CO2排出量を2/3以下に抑えられることを実証するものです。

  実施期間は本年5月から2013年5月までの約3年間の予定。実際に従業員が入居した状態で運用しながらデータを収集、解析し、省エネ効果を定量化することで、システムの総合的な評価・検証を行います。

  ここでの研究成果を基に、省エネルギーと快適性を両立させたオフィス空間を実現します。
【実証実験の方法】
  TAKイーヴァック新砂本社ビル内に<次世代型オフィスルーム>を広さ約170m2で構築し、省エネルギー効果を現在の建物で広く用いられている設備を採用した広さ約1,000m2<一般のオフィスルーム>と比較します。

<次世代型オフィスルーム>は、(1)中温エコ(R)空調システムや膜放射空調、パーソナル空調、(2)LEDを採用した天井・机上照明、(3)空調と照明を統合した制御システムで構成。

  これに対し、<一般のオフィスルーム>は、現在の建物で広く用いられている(1)ビル用マルチ空調(空冷ヒートポンプパッケージ熱源)、(2)蛍光灯ベース照明(机上面750lx)で構成しています。

  研究段階の試算では、<次世代型オフィスルーム>における1m2当たりの消費電力は、<一般のオフィスルーム>の2/3以下に抑えられるという結果が得られており、今回の実験では実測によって、それを実証します。
【実証実験に用いた技術】
  今回の実証実験で<次世代型オフィスルーム>に採用した技術は、下記の3要素です。

(1)空調技術<中温エコ(R)空調システム、膜放射空調、パーソナル空調>
  冷媒の蒸発温度を高めたビル用マルチ空調機と調湿外気処理機を併用し、エネルギー効率を高めた「中温エコ(R)空調システム」を採用。膜放射空調は、天井面に設置した膜面から気流感の少ない緩やかな空気を吹き出すことで空調します。パーソナル空調は、在席する個人の好みや活動状況に合わせてパソコン等から気流感の調整が可能なシステムで、執務者の温熱満足度を高めます。これらを組み合わせた空調システムにより、28℃の室温でも軽装であれば、25℃の室温でスーツを着用している条件と同程度の体感温度が得られます。

(2)照明技術<LED採用の机上・天井照明>
  長寿命、高効率のLEDを採用し、天井からの照明と、作業照明である机上照明で構成。天井照明は、半透明素材の空調吹出膜面内に設置されたLED照明であり、照明照度を抑えた状態でも天井面の広い範囲が発光することによって、部屋全体の明るさ感が維持されます。この天井照明により机上面で400lx程度が確保されるように設定していますが、机上の照明を併用することで、必要に応じて作業のための明るさを確保します。
  全体の照明を抑えながら、状況に応じて必要な照度を執務者自らが確保するようにコントロールすることで、消費エネルギーを低減します。

(3)制御技術<各種センサを利用した制御>
  人感・照度・放射温度センサや温湿度センサ、着座センサと各機器を統合制御し、無駄な運転を省きます。例えば、着座センサの感知により在席状況を取得し、不在時に照明を減光させます。また、パーソナル空調や机上照明は個人の端末で制御することが可能です。さらに、個人の端末では消費エネルギー量のモニタリングもでき、省エネ意識を高めます。執務者は、パソコン或いは携帯端末から操作とモニタリングを行います。
<次世代型オフィスルームイメージ>
      

(株)竹中工務店

http://www.takenaka.co.jp/

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