LNGなどPC低温タンク向け「外槽ライナ先付PCa型枠工法」を開発
―防液堤と外槽ライナの同時建設により、従来工法と比べ約20%の工期短縮を実現―
竹中工務店(社長:竹中統一)は、竹中土木(社長:竹中康一)、トーヨーカネツ(社長:水上 健)と共同で、LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)など地上式のPC低温タンク向け「外槽ライナ先付PCa(プレキャスト)型枠工法」を開発(特許申請中)し、技術研究所においてモックアップ実験(実物模型の組立実験)を昨年12月に終了しました。
本工法で18万キロリットル級のPC低温タンクを建設した場合、従来の工法と比べ工期を約20%短縮します。工期短縮によりタンクの稼働開始を早めることは、コストダウンにも劣らない短縮分の事業収益の向上をもたらします。
LNGは、石油や石炭に比べ燃焼時のCO2排出量が少なく、環境負荷が少ないことから、全国の生産工場や大型商業施設などでは、環境対策の一環として石油からLNGへの燃料転換が進んでいます。
現在、LNGの受け入れ基地は全国に約40個所ありますが、1990年代まで多く建設されていた金属二重殻タンクに代わり、安全性、経済性に優れた地上式のPC低温タンクが主流になっています。当社では、低温タンクの新規建設やリプレースを計画している電力、ガス会社などに向けて本工法の提案をしていきます。
<外槽ライナ先付PCa型枠のモックアップ>
*添付の関連資料を参照
<新工法の概要>
新工法は、防液堤の内側にプレキャスト型枠を用い、その内側にスチール製の外槽ライナを先付けして組み立てるのが特長です。これまでは段階的に行っていた防液堤の工事と外槽ライナの取り付けを同時に行うことができます。
従来の一般的な工法では、防液堤、外槽、内槽と順に工事を進めますが、本工法では外槽ライナを先に取り付けるため、内槽と外槽の建設を併行して行うことができ、大幅な工期短縮を可能にしました。
<新工法/外槽ライナ付PCa型枠の組み立て/断面図>
*添付の関連資料を参照 (株)竹中工務店
http://www.takenaka.co.jp/
*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。