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帝国データバンク、2011年度の上場建設会社64社の受注・業績動向調査結果を発表

特別企画:2011年度  上場建設会社64社の受注・業績動向調査

受注高合計は前年度比6.5%増、官公庁工事が増加
~売上総利益合計は前年度比4.5%減、6割弱の企業で悪化~

【はじめに】
  建設業界の動向を一変させた東日本大震災。震災後、3度にわたる補正予算により、2011年度の建設投資は44兆6400億円と前年度比8.5%増加した。がれき処理や除染作業などの復興工事が動き始め、2011年度の建設会社の倒産件数は3021件と、2010年度の3077件を下回り、減少傾向にある。なかでも東北は、2011年11月以来、今年の5月まで7ヵ月連続して一桁台の推移となっている。しかし、職人不足による人件費の高騰や、予算が復興以外に回り難く公共工事が減少するといった現象も各地で発生しており、今後、建設業者の倒産が増加基調で推移する可能性は否定できない。
  帝国データバンクは、全国の上場建設会社の2011年度の決算短信から、単体ベースの受注高、および連結ベースの売上高、売上総利益、経常損益について、前年度との比較・分析を行った。調査対象は、上場している主要建設会社64社(6月および9月期決算を除く)で、受注高については、単体ベースで前年度との比較が可能な53社。
<調査結果>
  1.上場建設会社64社のうち、受注高が判明した53社の受注高(単体ベース)は合計で10兆5274億2700万円(前年度比6.5%増)となった。53社のうち、受注の内訳(官・民・海外など)が判明している建設会社は36社あるが、そのうち7割弱の25社で官公庁工事が増加し、6割弱の21社で民間工事が減少するなど、官公庁工事の増加がうかがえる。

  2.2011年度の売上高(連結ベース、以下同様)は、合計で13兆2265億9100万円(前年度比3.2%増)となった。増加率上位は、道路工事業者が目立った。

  3.2011年度の売上総利益は、合計で1兆294億8900万円(前年度比4.5%減)となった。64社のうち6割弱の企業で売上総利益が悪化した。

  4.2011年度の経常損益の合計は2590億3000万円(同1.1%増)となり、5割強の企業の損益が改善されている。

  5.海外工事受注に関しては、前年度との比較が可能な建設会社は18社あり、受注高合計は5070億5000万円(前年度比31.1%増)となった。10社の受注が増加しており、アジア地域の受注が目立った。


(株)帝国データバンク

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