がけ崩れ防護柵(崩壊土砂対応型ハイジュールネット)の性能確認・開発完了と販売開始について
~国内最高レベルの衝撃エネルギーに耐え、国内で過去に発生した約80%のがけ崩れに対応~
ハイジュールネット工法研究会(会長:ライト工業(株) 荒木進常務取締役)と神鋼建材工業(株)(社長:林光雄、本社:兵庫県尼崎市)は、従来から販売している高エネルギー落石防護柵である"ハイジュールネット"について、落石と同様に、崩壊土砂を確実に捕捉し、柵からの細かな土砂のすり抜けが最小限であるなどの確証試験を実施することで、国内最高レベルの衝撃エネルギーに耐えられる「がけ崩れ防護柵(崩壊土砂対応型ハイジュールネット)」としての性能確認・開発を完了しました。
この11月から販売を開始し、年間数億円の販売を目指します。
尚、(社)日本建設機械化協会から、建設技術審査証明書を取得する予定です。
近年、集中豪雨などにより、全国各地で住宅や道路に隣接する急な傾斜地が崩落するなどの災害が頻発していることから、がけ崩れに対する防災製品へのニーズが高まっています。
ハイジュールネット工法研究会と神鋼建材工業は、従来から販売している高エネルギー落石防護柵である"ハイジュールネット"の持つ、最大約3000KJ(キロジュール)という高エネルギー吸収性能に着目しました。この7月から、平均斜度約55度の急傾斜地を利用し、1回あたり約100トン(約50立方メートル)の土砂を、斜面に設置したハイジュールネットに向けて落下させ、ネットのケーブルにかかる張力や土圧などを計測することで、崩壊土砂を確実に捕捉するに足る約200KN/m2(キロニュートン/平方メートル)の衝撃エネルギーにも十分耐えることを確認しました。約200KN/m2の衝撃エネルギーとは、がけ崩れ防護柵としては、国内最高レベルで、過去国内で発生したがけ崩れの約80%に対応可能な性能です。従来から落石に対する防護柵と、がけ崩れに伴う土砂を捕捉する防護柵はそれぞれありましたが、落石とがけ崩れ両方に、こうした高い性能レベルで対応出来る製品は、ほとんどありませんでした。
ハイジュールネットは、傾斜地に立てた支柱と、その頂部と斜面間に保持ケーブルを張ることで固定し、支柱間全体に二重の金網を張り巡らせることで、落石やがけ崩れを捕捉する構造となっています。平地ではなく傾斜地にそのまま施工が可能で、支柱の高さ(=金網の高さ)や間隔・設置長さなどにより、さまざまな条件の現場に対応が可能です。また、一度、落石・がけ崩れを受けても、現地で簡易な補修により機能を回復させることが出来ます。
本製品により、がけ崩れによる被害の減災に貢献していきたいと考えています。
(「がけ崩れ」とは、急な傾斜地の崩落のこと。「土石流【河川上流の土砂が大量の水と一緒に流下する現象】」や「地すべり【地下水の影響による表層土砂の流下する現象】」とは異なります。)
以上 神鋼建材工業(株)
http://www.shinkokenzai.co.jp/
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