エネルギー自給の次世代ビルが着工
―仏リヨンでスマートコミュニティ実証へ―
NEDOが、フランス南東部のリヨン市で展開しているスマートコミュニティの実証プロジェクトのうち、再生可能エネルギーや蓄電池などを積極的に導入することで、ビル内の消費量を上回るエネルギーを生み出すポジティブ・エナジー・ビルディング(PEB)のモデルビルとなる、日本人建築家の隈研吾氏の設計による「ヒカリビルディング」の建設工事がスタートしました。
このビルには、太陽光発電システムや蓄電池、蓄熱システム、LED照明システムなどの最新技術を導入。ビル・エナジー・マネジメント・システム(BEMS)、ホーム・エナジー・モニタリング・システム(HEMS)、省エネ設備などにより、ビル全体で消費するエネルギーより、多くのエネルギーを作り出すPEBの実証を行います。
ヒカリビルディング建設の起工式は6月21日、リヨン市コンフルエンス地区内のヒカリビルディング建設予定地で開催。日本から羽藤NEDO副理事長のほか、事業の受託企業である株式会社東芝、東芝ソリューション株式会社の関係者が参加するとともに、藤原駐仏日本国特命全権公使が来賓として出席されました。
*図1・2は、添付の関連資料を参照
1.概要
NEDOは、フランス南東部のリヨン市でスマートコミュニティの実証プロジェクトを展開しています。このプロジェクトは、リヨン都市共同体(グランリヨン)が進めている都市再開発事業とタイアップしたもので、都市空間全体のスマート化を目指した実証は、NEDOとしても初めての取り組みとなります。
実証プロジェクト(図3参照)は、▼TASK1:再生可能エネルギーや蓄電池などを積極的に導入することで、ビル内の消費量を上回るエネルギーを生み出すポジティブ・エナジー・ビルディング(PEB)の構築、▼TASK2:太陽光発電を活用したEV(電気自動車)管理システムとEVカーシェアリングシステムの導入、▼TASK3:ホーム・エナジー・モニタリング・システム(HEMS)による住民の省エネルギー行動の促進、▼TASK4:地域全体のエネルギーを最適化するコミュニティマネジメントシステム(CMS)の構築の4つのタスクからなります。
このうち、TASK1のPEBのモデルビルとなる「ヒカリビルディング」の建設工事がスタート、6月21日に建設予定地のコンフルエンス地区で起工式が行われました。
ヒカリビルディングは、オフィスエリア・商業エリア・住居エリアからなる複合ビルで、日本人建築家の隈研吾氏の設計。建設は、フランスの大手建設会社ブイグ・イモビリエ社が担当します。
ビル内には、太陽光発電システムや蓄電池、蓄熱システム、LED照明システムなどの最新技術を導入。ビル・エナジー・マネジメント・システム(BEMS)、ホーム・エナジー・モニタリング・システム(HEMS)、省エネ設備などにより、ビル全体で消費するエネルギーより、多くのエネルギーを作り出すPEBの実証を行います。
TASK1からTASK4までのNEDOの実証プロジェクトは、総事業費約50億円。日本からは株式会社東芝、東芝ソリューション株式会社が参加しています。新エネルギー・産業技術総合開発機構
http://www.nedo.go.jp/
*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。