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鹿島道路、簡易にひび割れ補修が可能なマット型の路面補修材を商品化

貼り付け型クラック補修材PMR99の路面補修への適用
  

  鹿島道路は、簡易な作業でひび割れの補修を可能にしたマット型の路面補修材PMR99(商品名:Paste Mat Repair Quick)をメーカーとのタイアップにより商品化しました。昨年3月から試験補修を実施し1年間のモニタリングを行い、良好な補修性能を確認することができましたので、今後積極的に営業展開を図っていきたいと考えています。

  高度経済成長期に大量に建設された道路構造物の老朽化に伴い、今後更新の集中等巨額の費用が必要になることが予測されています。公共投資が中長期的な財政制約を受ける中、また予算執行の平準化が求められる中、これら道路構造物を如何に合理的に維持修繕していくかが重大な課題の一つとなっています。
道路舗装のひび割れ補修については、路面維持補修工法として小規模で狭小部を補修する方法(パッチング工法)や人力施工によって打換える方法(切削オーバーレイ工法)等、様々な工法が存在しますが、時間と費用が掛かるなどの欠点があるため安価で簡易な方法が求められていました。
そこで、当社では簡易にひび割れの補修が可能で、さらに予防的保全も図れる貼り付け型クラック補修材に着目し、実際に使用される路面を想定して技術研究所で各種の室内実験や現場での試験補修を実施しました。

  PMR99は簡易な作業でひび割れの補修を可能にしたマット型の路面補修材であり、原材料の一部に高粘度改質アスファルトを使用しています。高粘度改質アスファルトには、通常のストレートアスファルトと異なり、高温時のダレやタイヤへの付着が無いという特徴があります。路面への貼り付け方法は、マットの裏面に特殊プライマーを塗布してひび割れ箇所に貼るだけの単純作業で、短時間に応急処置が行えます。

  貼り付けたマットは、短時間で既設舗装のクラッラ部と馴染み、変形性および柔軟性、破断抵抗性に優れているため、クラックの進展を抑制するという特徴があります。

  試験補修は、東京都江東区内にある大型トラックによる荷物の搬入・搬出作業が24時間稼働しているトラックターミナルで行いました。当該箇所は常に稼働しているため、適切な時期に補修することは非常に困難であり、路面状態として点在するひび割れの放置により全面的なひび割れに拡大している箇所も多数存在していました。
試験舗装では路面の破損形態が異なる2箇所を選定し、平成24年4月にPMR99を貼り付けました。補修作業は荷物の搬入出に支障を来たすことなく、待機トラックを数分間待機させたのみで簡易に行うことができました。貼り付け後には、すぐに路面開放することができ、路面開放直後から荷物を積み替えるトラックが次々と出入りする状況でした。
  
  約1年経過後の路面の状態を以下の写真に示します。
  軽度の損傷の補修箇所は1年経過後でもひび割れの再発やマットの剥がれは全く認められませんでした。また中度の損傷の補修箇所は表面部には既存のひび割れの跡が残っているものの、ひび割れ部にPMR99が浸透され亀裂もなく、補修路面とマットとの一体化が持続していました。このように今回の試験施工結果から、PMR99を施すことにより、ひび割れの進展を抑制できることが確認できました。今後は新たにこのPMR99を日常点検中などの維持活動で活用することによって、舗装の維持管理作業の軽減並びに維持管理費の低減に繋がることが期待されます。
  
  なお,現在までの適用及び販売実績は上記のトラックターミナルのほか,鉄道駅のプラットホームや軽交通道路,工場構内など8箇所です。
今後,道路管理者や維持管理業者への販売を促進していきたいと考えています。
以上

鹿島道路(株)

http://www.kajimaroad.co.jp/

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。