水理実験施設を更新、多様な波の再現が可能に
水路実験の性能および汎用性が大幅に向上
鹿島(社長:押味至一)は、このたび技術研究所(東京都調布市)において、海洋・水理実験棟内の水理実験施設である「マルチ造波水路」を更新しました。これにより、再現できる津波波形の高さが2倍になるなど実験性能が大幅に向上し、より再現性の高い、多様な水理実験を行うことが可能となりました。
*参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照
<更新の背景>
鹿島技術研究所 海洋・水理実験棟は1975年に建設され、海洋開発に必要な建設技術を確立するための様々な実験を行っています。主な施設として、平面水槽と水路があり、波浪(風波)・津波・流れ等を実験室内で再現し、防波堤・護岸・洋上風力発電基礎などの臨海・海洋構造物に対する様々な水理模型実験を行ってきました。
このうち、マルチ造波水路で行う実験については、1990年代後半より、ポンプ式の津波造波・環流装置を用いて実施しています。ポンプ式装置は、沖合で発生する様々な津波波形を再現できる点、および陸上へ進行した際の津波の変形を再現できる点において大変優れており、忠実な実験を行うことが可能です。鹿島は本装置をいち早く採用し、実験により導き出された津波波力評価式が、2011年3月11日の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)以前に発行されたガイドラインへ掲載されるなど、業界をリードする成果を上げてきました。
このたび、あらゆる想定に対応できる再現実験のニーズが高まってきたことから、より精度・汎用性の高い施設とするべく、マルチ造波水路の更新を行うこととしました。
鹿島建設(株)
http://www.kajima.co.jp/
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