清水建設(株)(宮本洋一社長)はこのほど、計画建物のライフサイクル全般のCO2排出量を設計前の企 画提案段階で計算できるシミュレーションソフト「GEM―21P」を開発、実用化した。同ソフトは、設計 前の企画提案段階でも簡単なデータを入力するだけでオフィスや商業施設、病院など幅広い用途の建物のC O2排出量が計算でき、多様な省エネ手法を採用した場合の削減効果を分析・評価するもので、開発にあた っては建築学会や省エネルギーセンターが公表している建物の消費エネルギーに関する各種データ(CO2 原単位データ、運用時消費エネルギーベンチマークなど)を活用し、ソフト内部のデータベースを構築し た。この構築で限られたデータだけでも計算可能となった。
主な特徴は ?企画提案段階で簡単・迅速にCO2計算―建設地や建物用途・規模などのデータを入力するだけでライフ サイクルCO2を迅速に計算する。データ入力から計算結果表示まで数十分なので顧客の要望を聞き、その 場で結果が提示できる ?様々な省エネ手法を駆使して効果をシミュレーション―CO2計算のほか、CO2削減対策をメニュー化 し、削減対策採用の効果を簡単に分析評価。建設段階と運用段階の二段階で約60項目のメニューから対策を 選択する。対策内容は一般的かつ効果が大きいものに絞られているため、高度な専門知識がなくても様々な 角度から省エネ対策が検討できる ?充実したプレゼンテーション機能―計算結果をわかりやすくグラフ表示など。 同社では今後、建物の営業提案において同ソフトを活用し、顧客の省エネ・CO2削減を支援する計画。 清水建設 http://www.shimz.co.jp/index.html