クレーンを使用せずに幅15mの型枠を自動で一括スライド 大分川ダム建設工事 洪水吐減勢工への適用 鹿島(社長:押味至一)は、世界的な型枠メーカの日本支社であるDoka Japan(ドカジャパン)社製のセルフクライミング装置に、従来からダム現場で使用されている大型の型枠部材を組み合せた新たな型枠機構を開発しました。このほど、大分県で施工中の大分川ダム建設工事において、幅15mの型枠を自動で一括スライドさせることに初めて成功、コンクリート打設作業を完了しました。 この技術は、次世代の建設生産システム「A4CSEL(R)」をはじめとする、鹿島の自動化施工技術のひとつであり、建設業が抱える将来の担い手不足という課題への対策とともに、生産性と安全性の向上にも大きく寄与するものです。 【開発の背景】 建設業では、熟練技能労働者の不足や若年層の入職者不足による技能労働者全体の高齢化という、将来的な課題があります。加えて、年々減少傾向にあるものの、建設業における労働災害の発生件数は他産業に比較して依然として多い状況にあります。 ダムなどの大型構造物を施工する際、コンクリート打設作業においては型枠をスライドさせて建て込む作業が必要ですが、飛来落下・墜落転落災害のリスクや、クレーン作業とダンプトラックによるコンクリート運搬が錯綜するなど、安全面において課題がありました。また、とび工や溶接工など特殊技能作業員の確保も必須でした。 そこでこれらの課題を解決するため、クレーンを使用せず、油圧により自動で型枠をスライドさせる技術の開発に着手し、このほど現場に適用しました。 鹿島建設(株)
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