コンクリートの耐凍害性を飛躍的に向上 ~コンクリート用添加材の合理的な添加手法を開発、寒冷地の現場に初適用~ 鹿島(社長:押味至一)は、国立大学法人岩手大学、学校法人日本大学、デンカ株式会社(本社:東京都中央区、社長:山本学、以下 デンカ)と共同で、コンクリートの耐凍害性を飛躍的に向上させる新手法を開発しました。 本手法は、アクリル系樹脂を原料とした微小な中空の球体であるコンクリート用添加材を、ごく少量で効果を発揮させるよう添加の手法を工夫したもので、凍害によるひび割れや表面の剥離(スケーリング)などを抑制します。 本手法を、昨年7月に寒冷地における擁壁の一部に適用しました。厳冬期を経た現在でも凍害による劣化は発生しておらず、高い品質を維持していることを確認しました。 *参考画像は添付の関連資料を参照 ■開発の背景 寒冷地におけるコンクリートの凍害は、コンクリート内部に含まれる水分が凍結(膨張)と融解(収縮)を繰り返す際の圧力が影響して発生します。その対策として、AE剤(界面活性剤の一種)などの化学混和剤を添加してコンクリート中に微細な気泡をつくり、膨張・収縮の圧力を緩和する手法が一般的に用いられますが、コンクリートの締固め作業や、硬化していく過程で気泡が消失することがあるため、コンクリート全体に適量の気泡を確実に残すには高度な技術が必要でした。 そこで、AE剤に代わる対策として、デンカが開発した「KIND AIR(カインド エア)」に着目しました。「KIND AIR」は、アクリル系樹脂を原料とした中空微小球の材料であるため、コンクリートの締固めや硬化の過程で消失しないことが特長です。しかし、材料が非常に軽量であるため、添加する際に舞い上がって確実に添加できないなどの課題がありました。 鹿島建設(株)
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