油小路線・竹田から向島間(5.5?)開通へ 阪神高速道路(株)は、総額1,735億円の「2007年度事業計画」の概要を公表した。内訳は高速道路事業とし て1,700億円、高速道路以外の事業として35億円を予定。高速道路事業は、大阪地区では大都市再生環状道路 の一部である大和川線・淀川左岸線の整備、神戸地区では三号神戸線との接続を図るべく神戸山手線の整備、 京都地区では京都市内の渋滞を緩和する新十条通と油小路線の整備、合計5路線・30.7?を1,156億円の事業 費で推進する。また、災害に強いネットワークを整備するため長大橋等の耐震補強事業を実施する。 これらの事業実施に際しては、新技術・新工法を積極的に研究・活用するとともに、価格協議方式や大規模一 括発注方式などの契約手法を導入し、コスト削減に努める。2007年度の新規開通路線は、2008年1月に油小路 線(京都市道高速道路二号線)・伏見区竹田から同区向島間の5.5?を予定している。 高速道路の維持・修繕等については、大阪府道高速大阪池田線など合計19路線・239.3?の高速道路管理費と して377億円、高速道路修繕費・ETC施設等の整備促進として167億円の合計544億円で事業を実施。管理に 係るコストについては、過年度までに2002年度予算と比較し30%のコスト削減を達成しており、2007年度も引 き続きこれを維持するとともに、より一層の削減に努める方針。 高速道路以外の関連事業は、油小路線のランプ新設事業等の受託工事として22億円、パーキングエリア15箇所 の改修及び管理運営として4億円、そのほか高架下駐車場の新設・改修や不動産賃貸事業などの運営に9億円 の合計35億円を計上している。