まずは担当業務の習慣を 入社おめでとう。日本の産業にとって”苦難の時代”とも言える試練が続くなかで、本日入社の運びとなっ た諸君を大きな期待を持って歓迎します。現在（いま）の建設業界は、建設都市に対し業者数及び就業者が 過剰であることに変わりなく、短期間にはさらなる再編あるいは淘汰が進む一方、長期的には周辺領域まで 活動の場を求めていかざるをえないと見ています。しかしながら、建設業は衣食住の住のみならず、衣食に おいても生産。つ、流通等に関わる重要な役割を担う産業であり、逆境下にあっても一定の需要だけは恒常 的に存在し、真に優れた企業たりえば案ずるには及ばないと考えています。 そこで、このような時代に建設人、すなわち当社の一員となった諸君には、まずは各々の担当業務を習得す ることから手始めに、幅広い視野を持ち、社内外の情報、動向を感度良くキャッチし自ら考えることのでき る人材に育ってもらいたいと思います。（４月１日の入社式訓辞表より）。