近畿地方整備局は3月31日、淀川水系河川整備計画を策定した。大きな課題となっていた大戸川ダム(滋賀 県大津市)の本体工事については?当面実施せず凍結する?将来、ダム本体工事に着手する場合は、改めて 知事などの意見を聴き、河川整備計画を変更する?大戸川ダムの準備工事として、県道大津信楽線の付替工 事は、ダム予算をもって継続する−としている。 大戸川ダムの建設は、大阪、京都、滋賀の3県知事の共通した意見として「一定の治水効果は認めるが、優 先順位の問題から河川精美計画に位置付ける必要はない」との意見を表明していた。 国が知事の意見を受け入れてダム建設を凍結するのは異例のこと。