（社）大阪建設業協会（奥村太加典会長）の「2009年度通常総会」が24日、 大阪市内のホテルで開催された。総会には奥村会長はじめ、会員各社の代表 者ら約60人が出席し、新年度の事業計画などを決めた。 総会では、初めに奥村会長が挨拶。奥村会長は、景気の後退する中、「2009 年度は建設投資も前年度比でマイナス3.4％と減少が予測される」と、依然と して厳しい経営環境が続く見通しだと指摘。しかしながら、社会資本整備の 担い手である建設業が今後も社会的使命を全うするためには「技術と経営に 優れた企業が適正な利益を確保できる環境づくりが不可欠だ」とした。 このため協会として、会員ニーズを適切に把握しながら、「業界の諸問題解 決に向けて会員各社のメリットを重視した活動を推進し、業界発展に努めて いきたい」と述べ、今後一層の支援と協力を呼びかけた。引き続き奥村会長 を議長に、昨年度の事業並びに決算報告、今年度の事業計画と予算などを審 議し、いずれも満場一致で可決・承認した。今年度の事業計画では、総務・ 総合企画・広報・経営・建築・土木・環境・労働の各委員会を中心に調査・ 研究活動を実施する。
特に新公益法人制度のスタートに伴い、５年間の移行期間の中で、公益法人か一般社団法人かの移行に関し て、それぞれのメリット・デメリットを勘案し、方向性を定めるとした。また、役員補選では、鴻池一季・ 鴻池組特別顧問の理事辞職に伴い、蔦田守弘・鴻池組社長を選任した。