関西鉄筋工業協同組合（田村春雄理事長）の「2009年度新年互礼会」が14日、大阪市内のホテルで開催さ れ、関係者ら約70人の出席者は今年１年のさらなる飛躍を誓い合った。互礼会の冒頭、挨拶に立った田村理 事長は世界的な経済不況によって今年１年の先行き不透明になると見解を示しながら「こうした環境が職人 の労働条件にも影響し、優秀技能士が職を離れ、その一方で若い人たちが入って来ないという悪循環が続い ている」と指摘。そして「人材の確保と育成は急務であり。我々専門工事業はもとより、建設業界全体で取 り組まなければならない」と強調した。さらに「今年１年が、我々鉄筋工事業界にとって少しでも良くなる 年になることを願っている」と期待を込めて挨拶を終えた。 また、田村理事長が挨拶の中で今年度中に組合のホームページ開設を予定していることを報告するととも に、職人の地位向上をめざす関西建設技能者会への加入促進を呼びかけた。 この後、祝電が披露されたのに続き、青年部の川崎隆志部長の発声で出席者全員が力強く乾杯し、新たな年 のスタートを祝福した。