大阪市は実施している耐震適合建築物認定プレート交付制度で、市は9日付けで「関西トラスト御堂筋ビ ル」(中央区西心斎橋1丁目)と「ロイヤルハイツ中尾」(淀川区宮原1丁目)の建築部2件を初交付し た。 市は特定建築物の耐震化促進を図るため、耐震改修計画または耐震診断結果が耐震改修促進法に基づく指 針、建築基準法に基づく基準にそれぞれ適合することが確認された場合、その旨を示す認定プレートの交付 制度を昨年12月から実施している。 対象は▽多数利用する一定規模以上の建築物(百貨店、事務所ビル、賃貸マンションなど)▽危険物の貯蔵 場または処理場の建築物、地震によって崩壊した場合、その敷地に接する道路の通行を妨げ、多くの円満な 避難を困難にするおそれがある建築物。また、建築基準法における旧の耐震関係規定に基づき建築されたも の。 今回認定された「関西トラスト御堂筋ビル」は事務所一部店舗で、1979年12月の竣工。工事完了時期(耐震 工事)は今年7月の予定。「ロイヤルハイツ中尾」は賃貸住宅で1980年2月の竣。工事完成時期(同)は今 年3月の予定。