関西鉄筋工業共同組合(田村春雄理事長)は15日と16日の2日間、東大阪市の府立大阪高等職業技術専門校 で「2008年度鉄筋技能検定試験」の受検予定者を対象にした学科及び実技の講習会を開催した。この講習会 は受検者の合格率アップを目指して毎年、本番の検定試験を前に実施しているもので、今回は2日間の講習 に1級の受検予定者122人が受講し、学科・実技ちにそれぞれ真剣な表情で講師に耳を傾けていた。 このうち初日の15日には開講式が行われ、挨拶に立った組合び技術委員長でもある戸田裕雄副理事長が「建 物を作り揚上げていくには技能士の存在は必要不可欠であり、今後は資格を持たなければ現場に入れないほ どの要求が出てくると考えられる」」と鉄筋工事についてのより高度な知識と技術の必要性を指摘。そして 「この講習会に参加して技能士の資格を取ってやろうという皆さんの強い意志に対し、我々講師のも皆さん に鉄筋業界の未来を託すつもりで厳しく指導していきたい。どうか本試験では全員は合格目指してがんばっ てほしい」と受検者たちを力強く激励した。 この後、午前中は学科、そして午後からは実技の講習が行われた。学科講習では過去の出題例などのテキス トを参考に、また実技講習では4から5人ごとのグループになってそれぞれ担当する講師の指導を受けなが ら進められた。この講習会は来年1月17日と18日にも実施される。 なお、本番の試験は学科が来年1月25日、実技が同じく2月20から22日に行われる。