資料予約は28日まで、来年２月に最優秀提案を決める 大阪府住宅供給公社では、「千里丘陵Ｃ団地建替計画及び再生地活用計画等事業提案競技」を実施する。公 社賃貸住宅の建て替え整備と土地の高度利用により生じる再生地の活用に関して、総合的な事業を実施する にあたり民間事業者の持つ企画力をはじめ、設計・施工のノウハウ等を活かした事業提案を公募するもの。 関係資料の予約申込を28日まで受け付け、12月に提案書等の提出を求め、2009年２月に最優秀提案を決定す る。 このコンペは、1963年に建設された同団地の住戸規模や設備等が現在のニーズに対応できないことから、府 住供の建替計画に基づき実施されるもの。建替えにあたっては、「千里ニュウータウン再生指針」の基本方 針に基づき、周辺環境との調和や良好な市街地形成を図ることとしている。 同団地には、全体面積３万７、480・76平方?のうち、既存建物としてＡブロック9,803・66?にはＲＣ造５ 階建て３棟110戸、Ｂブロック２万7,677・10?に同五階建て13棟440戸の合計16棟550戸の公社賃貸住宅があ る。 コンペでは、公社賃貸住宅の計画と再生地活用計画を求める。このうち公社賃貸住宅の計画では、土地利用 計画と建設計画、建設工事費、工事工程に加え、コスト低減に寄与する独自工法、工事工期短縮と設備維持 管理の容易さ、コストを維持しながら性能を向上させるなどの提案も求める。なお、公社賃貸住宅の計画戸 数は290戸以上とし、建物は複数棟とするため、南側は10階以下、北側は８階以下（一部５・６・７階）とす る。事業スケジュールでは、本体建設工事期間を2009年11月末から2011年１月末を予定している。 再生地活用計画では、再生地Ａ9,803・66?と同Ｂ約8,900?以上で、土地利用計画、土地買取希望面積と買 取価格、販売計画も含めた事業工程の各提案を求めるもの。なお、土地買取希望価格提案では、参考として 更地買取価格や建物等撤去費、敷地維持管理費も記載する。応募者は、公社賃貸住宅建替計画事業の施工者 と再生地活用事業計画の事業者とで構成されるグループとしている。 公社賃貸住宅建替計画事業の施工者は、建築一式工事で2007・2008年度の府住供建設工事等入札参加資格の 登録をしているＡＡ等級の単体企業か、ＡＡ等級を代表者とする２者か３者で構成する特定ＪＶで、上位等 級でかつ出資比率が最大の者が代表者となる。出資比率は２者30％以上、３者20％以上。なお、応募可能な 地域と特定ＪＶの組合せは別表参照。さらに、単体企業とＪＶ構成員は過去10年間に元請として、また工事 監理技術者及び設計担事務所は、それぞれＲＣ造八階建て以上の共同住宅で、延床面積１万0,900?以上か住 戸174戸以上を竣工させた実績を有することとしている。 一方、再生地活用事業者は、自ら住宅の建設や販売並びに事業に必要な知識・経験・技術路区・資力・信用 を備え、宅地建物取引業に係る大臣か知事の免許を有し、2003年度以降に提案内容と同等規模の事業実績を 有しているほか、マンション等の分譲住宅事業を提案する場合は、同15年度以降に一団の団地で同等規模程 度の供給実績を有することとした。 関係資料は予約申込を28日まで受け付け、30日に配付。その後質疑応答を経て、事業提案書は12月25日に郵 送にて受け付ける。最優秀提案者は2009年２月上旬に決定し、同下旬には基本協定書を締結、不動産売買契 約締結は2011年３月中旬を予定している。 応募要項は同公社ＨＰhttp://www.osaka-kouaha.or.jp/）で、関係資料の予約は同公社「千里丘陵Ｃ団地建 替計画及び再生地活用計画等事業提案競技事務局」まで。メールにて申込む。 メールアドレスsenric-compe@osaka-kousha.or.jp