キーワードに検討 大阪駅北地区2期開発の中核機能と都市空間形成推進の指針となる「2期開 発ビジョン」を検討する「大阪駅北地区2期開発ビジョン企画委員会(委員 長=西尾章治郎・大阪大学副学長)」の第3回会議が3日、大阪市北区のハ ービスENT会議室で開催された。会議では2期開発ビジョン検討について の中間報告や意見交換などのほか、国立環境研究所特別客員研究員の西岡秀 三氏による特別講演が行われた。
今回の会議での議題は、「2期開発ビジョン中間報告(素案)」についてで、2期開発区域のコンセプトに 関し、世界に誇れる環境技術を有する企業の集積、企業の環境CSR活動が活発な関西のポテンシャルを活 かすとともに、2期開発区域においては地球に優しい環境を創出する「ファイン・アース」、快適な生活空 間を創出する「アンビエント・ライフスタイル」の実現をめざし、環境をテーマとした都市型拠点を形成す るという点を確認した。ファイン・アース、アンビエント・ライフスタイルという2つのキーワードについ ては引き続き議論を進めていく。 会議では「環境が狭い意味で捉えられないように門戸は広げておくべき」「民間事業者にとっては、経済合 理性の観点をさらに強調する必要がある」「一期と同様に民間が主体的に取り組むことを念頭に置き、その 上で推進エンジンに代表されるコンセプトをいかに2期全体に展開できるのかという視点で検討を」などの 活発な意見交換がなされた。