約220人が参加 （社）兵庫県測量設計業協会（野瀬操会長）の主催による、「第12回公共土 木施設災害復旧事業技術講習会」が２日、神戸市中央区の兵庫県民会館で開 催された。災害復旧事業に係わる行政手続きや制度、技術等に関する知識を 深めるため事例紹介などを行うもので、会員各社はじめ、行政などから担当 者約220人が参加した。
講習会では、初めに主催者を代表して野瀬会長が挨拶。野瀬会長は、協会としても委員会を設置して防災・ 減災に関する取り組みを進めているが、「自然災害は避けられないものであり、復旧事業には川上から川下 まであるが、協会は川上部分での活動が求められている」とし、災害から国土や生命を守る社会基盤の整備 を目指して、「いざという時のための知識や技術を身に付けてほしい」と講習会の成果に期待を寄せた。 講習内容と講師は次の通り。 ▽「災害採択の基本原則」 山本幸雄・近畿地方整備局企画部工事品質調整 ▽「被災状況と採択事例」 速水繁・兵庫県県土整備部土木局河川整備課課長補佐兼防災係 ▽「災害復旧工法」 藤本幸夫・社全国防災協会災害技術専門家 ▽「改良復旧事業の概要と採択事例」 大谷博信・国土交通省河川局防災課総括災害査定官 ▽「災害査定における留意事項」 同。