土地利用や技術提案を公募 資料予約は19日まで最優秀提案者は10月に決定 大阪府住宅供給公社では、「千里丘陵F団地建替計画事業提案競技」を実施する。既存住宅の建替えにあた り、民間企業の持つ能力を活用するため、土地利用計画や建設工事費等の事業提案を公募するもので、資料 請求の予約を19日まで受け付ける。事業提案書の提出は10月2日、同下旬に最優秀提案者を決定、11月に基 本協定を締結する。 千里丘陵F団地は、建設から44年が経過し、老朽化い加え、住戸規模や設備面等で現在のニーズに対応しき れなくなってきている。また、同団地が位置する千里ニュウータウンは、少子・高齢化の進展を解決するた め、「千里ニュータウン再生指針」がまとめられている。 今回のコンペでは、その再生指針で示された基本方針を念頭に、周辺環境との調和や良好な市街地形成を図 るとともに、計画地が住宅街の一画にあり、丘陵地に位置することから、住環境や景観などへの配慮と合わ せ、工法や設備更新の容易性等についての提案を求めるもの。 提案は、吹田市青山台2−7の敷地面積1万7,720・75?で、既存建物としてRC造5階建て4棟・90戸の建 替を対象に、公社賃貸住宅の計画として「土地利用計画」「建設計画」「建設工事費」「工事工程」のほ か、特に提案を求めるものとして、コスト低減に寄与する独自工法等、工事工期短縮、設備の維持管理の容 易さ、コストを維持しながら性能を向上させる各提案も求める。 このうち、建設計画では、事業範囲の敷地面積は約9,700?とし、住棟は複数棟で東側は9階以下、それ以外 は7階以下とし、建設戸数143戸以上としている。また、事業スケジュールのうち本体建設期間は、2009年8 月から2010年9月末を想定している。 応募資格は、当該事業を適切に実施できる実績と能力を備え、2007・2008年度の大阪府住宅供給公社の建設 工事等入札参加資格で建築一式工事の登録者で、AA等級の単体企業か単体の建設業者で構成する特定建設 工事共同企業体としている。このうち特定JVは、AA等級又はA等級を代表企業とする2者か3者で構成 する共同施工方式で、出資比率は2者で30%以上、3者で20%以上で、上位等級で出資比率が最大の者を代 表者とする。 JVメンバーのうち1者は府内業者を含むこととし、府内業者のうちAA等級とA等級は府内全域、B1等 級は大阪市内と大阪府の池田・茨木・枚方の各土木事務所管内に所在することなど。また、単体企業とJV メンバーのうち1者は、過去10年間に元請として、RC造8階建て以上の共同住宅(ワンルームマンション 等は除く)で、延床面積5,400?以上か86戸以上を竣工させた実績を、設計担当者も、同規模・構造の設計実 績を有することとしている。 関係資料は19日までに請求予約を行い、22日に配付する。その後質疑応答を経て、10月2日に事業提案書を 郵送にて提出する。最優秀提案者の決定は10月下旬の予定。 資料予約は、メールにて、同公社街づくり・建設部建替計画課企画調整係まで。メールアドレスsenrif- compe@osaka-kousha/or.jp募集要項は公社ホームページからダウンロードで。 公社ホームページ http://www.osaka-kousha.or.jp/