ライトアップ点灯式を開催 西梅田の夜を照らすー。サンケイビル「ブリーゼタワー」の竣工式に先立ち 4日、ビルをライトアップする点灯式が行われた。点灯式には、サンケイビ ル(株)の中本逸郎・代表取締役社長、(株)島津商会の島津禮次・代表取 締役、並びにビルの照明を手掛けた照明デザイナーの石井幹子さんらが出席 し、夜空にくっきりとビルの姿を浮かび上がらせた。 点灯式では、初めに石井さんが、これまで花博でのパビリオンから、御堂筋 や大阪城、中之島公会堂など、大阪のランドーマークとなる仕事を手掛けて きたが、「今回も大阪の新しいランドーマークとしたい」と述べ、この仕事 への参画を光栄に思うとし、「これまでのように、大阪の人にこの光が愛さ れ、大阪が元気になるよう光のメッセージが届くことを願う」と挨拶した。 次いで、中本社長と島津取締役、石井さんの三氏による点灯セレモニーが行 われ、カウントダウンとともに19時30分にスイッチが押されると、ブリーゼ タワーの壁面に「OSAKA GENKI」の文字が浮かび上がり、見守っ ていた出席者から大きな拍手が沸き起こった。
このメッセージには、ビル建設エリアの活性化に寄与するとの、サンケイビルの誓いと思いが込められたも の。演出にあたり石井さんは、新しい夜の顔を創るため、従来の手法とは違った「全く新しい照明を採用し た」とする。虹をイメージした七色の光と四季によって変わる演出により、「大阪に元気と夢を持ってもら いたい」とのメッセージも込められている。 また中本社長は、「光が外から内へと変わっていく新しい試みで素晴らしい照明。大阪の活性化にどこまで 寄与できるかだが、初期の目的は達せられたと思う」と語り、光の演出とともに、ビル全体に関しても「画 期的な新しいビル」と今後、ビルのもたらす効果に期待を寄せた。