都市整備部の発注工事で 大阪府都市整備部では、同部発注工事における参加意思確認公募手続きを今年度に試行導入するとともに、 建設工事(土木一式)に係る条件付一般競争入札(事前審査型)を実施する。参加意思確認公募手続きは、 同部発注工事で唯一施工しうると考える業者(特定者)しか施工できない工事において、その特定者の唯一 性を確認したい場合、当該工事内容を明らかにした上で、他の参加者の入札参加意思の有無を公募で確認す るもので、随意契約手続きにおける透明性の確保が目的。 対象となる工事は、「多様な入札方式」欄に「参加確認」と記載された工事で、手続きの公示は、各発注事 務所と都市整備部事業管理室に掲示するほか、各ホームページに掲載。公示内容は、概要や工期、応募要 件、特定者の名称と契約予定価格、参加希望者がいた場合といない場合の手続きなど。 公示日に公募手続きに関する説明書を交付し、参加希望者は公示日の翌日から10日間(土日祝日除く)の提 出期限までに参加意思確認申請書を提出。申請があった場合、参加要件審査を行い、要件を満たす参加者が いれば特定者との競争手続きに入り、申請がなかった場合には、特定者と随意契約手続きに入るもの。 一方、条件付一般競争入札(事前審査型)は、同部において自社が所有する機械等の状況や技術者の雇用状 況等を事前審査し、災害時に府の応援要請に応じて協力できと誓約した業者を、土木事務所か港湾局に登録 し、速やかな対応を要する工事等を発注する必要が生じた場合に、工事案件ごとに事前登録した業者を入札 参加資格者とし、公募により紙入札を行う方式。 登録希望者は、事前審査申請書を作成し添付書類とともに事務所か港湾局に持参。事務所等で審査を行い、 認定されれば資格確認書を交付し、資格者名簿を作成したのちホームページ上で公表する。 対象とする工事は、総務部契約局と都市整備部、各土木事務所、港湾局のホームページか紙により掲載する とともに、参加対象者に通知、参加希望者は公告日を含め4日以内に参加申請書を提出するとしている。 実施時期は、今年8月以降の工事の一部において事前審査・登録を経た上で実施するとしている。