（株）竹中工務店大阪本店（中嶋啓吾本店長）では、「2008年度安全衛生大 会」を30日、大阪市中央区の御堂会館で開催した。大会には、近畿四国地区 安全衛生管理委員会の委員長である中嶋本店長はじめ来賓、同本店安全衛生 協力会各社の代表ら約1,200人が参加し、災害絶滅への誓いを新たにした。 大会で挨拶に立った中嶋本店長は、災害について「その原因の真因を探り再 発防止策を実施と予防処置の強化を図っていくことが肝要だ」とし、安全は 全てに優先するとの理念の下、「安全確保は企業の社会的使命であり、今一 度原点に返り店社と協力会が一丸となって妥協を許さない安全管理活動を展 開してほしい」と強い決意での取り組みを訴えた。 来賓挨拶では、大阪労働局の桑島靖夫局長が、第11次の労働災害防止計画に 基づく施策と、同局の推進する大阪危険ゼロ先取り運動などへの協力を要請 しながら、今年度も墜落災害防止を重点に、「トップが安全への強い決意を 示し、労働災害防止に邁進してほしい」と、今後の取り組みに期待を寄せ た。 また、同社安全衛生中央監理委員会の委員長である渡辺暉生副社長は、「安 全も企業活動の品質であることを確認してほしい」と述べ、安全衛生協力会 の深阪好孝会長も、「リスクアセスメントの活用と、送り出し教育の充実と 徹底を」と、それぞれの取り組みを要請した。
大会ではこのほか、個人やグループ、作業所等に対する安全表彰と安全講話、特別講演などが行われた。