新規供給は1,791戸に、5月としては1993年以来の水準に (株)長谷工総合研究所はこのほど、5月の近畿圏マンション市場動向をまとめた。まず、新規供給戸数は 1,791戸で、前年同月比25.2%減となった。2カ月連続の1,000戸台の供給であり、5月としては1993年以来 の1,000戸台の水準となった。新規発売物件数は前年同月比1.2%増の86件だった。 初月販売率は前年同月比14・1ポイントダウンの56.3%と、再び50%台となった。主要地域では京都市が 71.7%と70%を上回った以外は、各地域とも厳しい状況となった。 分譲中戸数は初月販売率が50%台に低下したこともあって、前年同月比345戸増加し、5,626戸に、完成在庫 は同じく505戸増加して2,189戸に。平均価格は3672万円となり、前月比4.6%アップ。分譲?単価は前月比 4.2%減の47万8千円で、平均面積は同じく6.41?広くなり、76・74?となった。 5月の地域別の新規発売物件数・新規供給戸数は次のとおり。(記事中の%は前年同月比) ▽大阪市 =17件・345戸(38.1%減) ▽南大阪 =6件・230戸(25.6%減) ▽東大阪 =7件・148戸(20.0%減) ▽北摂 =11件・182戸(54.0%減) ▽神戸市 =11件・202戸(34.7%増) ▽阪神間 =11件・212戸(15.2%減) ▽その他標語=5件・115戸(85.5%増) ▽京都市 =5件・92戸(206.7%増) ▽その他京都=3件・69戸(68.6%減) ▽滋賀県 =4件・115戸(42.8%減) ▽奈良県 =6件・81戸(145.5%増) ▽和歌山県 =0件・0戸(―)