7月12日に供用開始 和歌山県が建設を進めていた一般国道169号「四瀧(したき)トンネル」がこのほど完成し、7月12日18時か ら供用開始する。供用開始区間は新宮市熊野川町九重(くじゅう)から同町四滝間の約1.3?で、このうち 四瀧トンネルの延長は約1.2?となっている。2車線道路で幅員は7.0m7(車道3.0×2、路肩0.5m× 2)。事業費は約35億円。 一般国道169号は、奈良市を起点として和歌山県新宮市に至る延長159?(和歌山県内実延長約28?)の紀伊 半島山間部を縦貫する幹線道路。同路線は紀伊半島の交通ネットワークを形成する道路として半島を縦貫 し、北山村など半島内陸部の生活圏相互を結ぶ生活道路及び京阪神間への産業観光道路としての役割を担う 重要路線となっている。 今回供用開始する区間は、一般国道169号の幅員狭小及び線形不良区間並びに異常気象時通行規制区間を解消 し、安全で円滑な交通の確保を目的としたもの。 なお、開通式典が7月12日15時から、四瀧トンネル北側坑口(新宮市熊野川町九重)で開催される。