（株）フジタ大阪支店（好井康則・執行役員支店長）並びに協力会組織の大 阪藤興会（邑智保則会長）の「平成20年度安全推進大会」が20日、大阪市北 区の中央電気倶楽部・５階大ホールで開催され、約290人の参加者は新たな決 意で労働災害の絶滅を誓い合った。 大会の中で挨拶した好井支店長は”気”ということばを例にあげて「『気』 は辞書によれば、人の活動の根源となるもの、生命力、心の状態等とあり、 気力などと使われるように人間にとっては大事なもの」と紹介。そして安全 についても「トップの決意（気・心）を伝えるということは、同じことばで も言っただけ、聞こえただけというのではなく、いかに相手の心に響いた か、肝に銘じたかということだ。肝に銘じるような活動をお願いしたい」と 要望した。さらに「厳しさの中にも和を持って、明るく風通しの良い作業環 境の実現を。そのためには現場のコミュニケーションを図り、チームワーク を高めてほしい」と呼びかけて挨拶を終えた。 また、続いて挨拶した大阪藤興会の邑智会長は、昨年の休業災害が不安全行 動によるものだったことを指摘しながら「作業手順をはじめとする決められ たルールは絶対に守り、不安全行動の防止に努めたい。そして、現場では何 でも言える職長会になってほしい」と期待を込めた。
大会ではこのほか、フジタ大阪支店の喜田克英・安全衛生委員長や大阪藤興会の佐藤哲司・安全衛生委員長 の挨拶、天満労働基準監督署の佐藤雅彦次長の祝辞、フジタ安全・品質・環境本部の浮田義明・安全部長の 訓話、安全表彰、大会宣言などが行われた。