清水建設（株）関西事業本部大阪支店（吉住英一支店長）では、同支店災害 防止協議会との共催で「2008年度安全衛生推進大会」を18日、大阪市北区の 大阪市中央公会堂で開催、吉住支店長はじめ、同社役職員及び協議会各社の 代表ら約800人が参加して、災害絶滅への誓いを新たにした。 大会では、初めに吉住支店長が挨拶。吉住支店長は、基本に忠実な災害防止 活動の実践を訴えながら、「安全第一は企業の社会的使命であり、組織を挙 げて災害防止に取り組み、組織としての安全文化を確立したい」とし、店社 と協力会、作業所が「心のコミュニケーションを深めることが災害絶滅につ ながるものと認識する」と、一層の取り組みを要請した。 次いで、災害防止協議会を代表して石渡敏一副会長が、災害防止とメンタル ヘルスへの注意を促し、「夏場に向け作業環境が厳しくなるが、安全管理を 徹底して無事故無災害で乗り切ってほしい」と呼びかけた。また、本社安全 環境本部の郷田道雄本部長は、災害発生要因としては「依然として墜落災害 が多い」と指摘、その大半は基本手順を無視したヒューマンエラーによるも のだとし、「ルールを守る環境づくりは管理者の責務であり、どうすればル ールを遵守するかを真剣に考えてほしい」と述べ、今後の取り組みに期待を 寄せた。
大会ではこの後、安全活動に対して優秀な成績を収めた作業所や個人らに対する安全表彰と大会宣言のほ か、特別講演が行われた。