大阪建築確認検査協会の第３回総会が13日、大阪市中央区の大阪府建築保健会館で開 催された。総会には宮崎八郎会長初め会員各社の代表ら約30名が出席し、今年度の活 動方針などを決めるとともに、役員改選では新会長に笹川敏昌・財大阪建築防災セン ター理事長を選出した。 総会では、初めに宮崎会長が挨拶に立ち、協会活動に対する支援に謝辞を述べるとと もに、2006年４月の設立から現在までを振り返り「情報の共有化と会員間の連携が密 になり実りある２年間だった」とし、「今年は活動の正念場となるが、会員各社の活 動に期待し、社会から注目される協会になることを願う」と、一層の協力を呼びかけ た。来賓祝辞では、大阪府住宅まちづくり部の志摩宣彦・建築指導室長が、建築確認 業務の遅れも「昨年９月には従前の９割まで回復してきたが、今後とも手続きの迅速 化への協力をお願いする」と要請し、今後も特定行政庁と緊張関係を保ちながらも 「お互いの役割を理解し、連携しながら確認検査業務体制を構築していきたい」と挨 拶した。
続く議案審議では、総括・業務・教育研修の各部会における昨年度の活動報告と今年度の事業計画、収支決 算報告と予算などを、いずれも承認した。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、笹川新会長と堀口矩 道・日本ＥＲＩ大阪支店長の副会長就任を決めた。 笹川新会長は、「宮崎前会長の熱意と思いを引き継ぎ、公正な確認業務を実施するため会員各社とともに努 力していく」と就任の言葉を述べ、一層の支援と協力を要請した。なお、宮崎会長は名誉会長に、松村慶三 副会長は相談役に就任する。