西松建設（株）関西支店（高嶋章光支店長）では、同社災害防止協議会との 共催による「2008年度安全大会」を17日、大阪市中央区の府立労働センター で開催した。大会には高嶋支店長はじめ役職員、及び協議会各社の代表ら約 400人が参加して決意も新たに災害絶滅を誓いあった。 大会では、初めに高嶋支店長が挨拶。高嶋支店長は、「安全管理におけるダ メージは企業の信用を損ない、存続にも関わってくる」と強調、厳しい受注 環境の下では安全管理をはじめとする守備力が大きく影響してくるとし、特 にヒューマンエラーの多発を指摘しながら、「お互いにコミュニケーション を取り合い、安全管理に対する考えを的確に伝え、全員一丸となって危険ゼ ロの職場環境づくりを目指そう」と呼びかけた。 来賓祝辞では、大阪中央労働基準監督署の新川静男署長が、労働局の目標で ある「安全で安心な職場づくり」実現のため、現場所長「安全宣言」運動の 継続展開を要請しながら、「社長や支店長、所長らが率先して危険を見つ け、その芽を摘み取ることを実践し、全ての作業員がそれを理解し安全活動 に取り組んでほしい」と今後の活動の成果に期待を寄せた。また、本社環境 案全部の小手川正憲部長は、「安全設備は向上したがヒューマンエラーが多 い」とし、その防止に向けた活動を強力に進めてほしいとしながら、「安全 に特効薬はなく、ＫＹ活動をはじめとする基本的な安全活動を愚直に実践す ることだ」と訴えた。
この後、大会では昨年度の安全活動に優れた成績を残した作業所や協力会、個人に対する安全表彰や安全の 誓いのほか、特別講演と安全教育研修などが行われた。