（株）榎並工務店（榎並靖博社長）の「第20回安全大会」が11日、大阪市住 之江区のホテルコスモスクエア国際交流センターで開催され、榎並社長はじ め同社役職員、並びに協力会各社代表ら約300人が参加して、‘ゼロ災エナ ミ’達成への誓いを新たにした。 大会では、まず同社安全衛生委員会の道井乾委員長が、昨年の安全活動を振 り返りながら「原点に返り、基本にこだわるの方針の下、協力会と一体とな って積極的に安全活動に取り組んでほしい」と開会の辞を述べた。
次いで榎並社長が挨拶。榎並社長は、「原点・基本回帰」の方針により、「ゼロ災達成により企業の経営基 盤を確立する」とし、そのためには役職員と協力会の協力が不可欠だとして、「まず実行と行動を優先し、 ゼロ災エナミの実現を目指して全員が一体となって安全意識の向上に努めてほしい」とさらなる努力を呼び かけた。 また、協力会の山下虎男会長は、依然として厳しい状況が続く中、災害防止にはＫＹ活動をはじめとする事 前対策が重要としながら、「災害防止への取り組みの根底にはゼロ災エナミを確立することがある」と強 調、安全確保は自己責任との意識を持ち、大会を契機にゼロ災エナミの実現を目指そうと決意を語った。 来賓祝辞では、大阪中央労働基準監督署の新川静男署長が、「災害発生要因は依然として墜落災害が多く、 解体現場での重大災害も増えている」と指摘、労働局では安全で安心な職場環境づくりを目指し各種の施策 を進めており、「各現場で自主的な安全活動を実践し、現場所長安全宣言運動に取り組んでほしい」と要請 し、今後の取り組みに期待を寄せた。 大会ではこの後、協力会や作業所、職長らに対する安全表彰と安全への誓のほか、特別講演が行われた。