株）奥村組（奥村太加典社長）の2008年度安全大会が３日、大阪市内のホテ ルで開催された。大会には、奥村社長はじめ同社役職員及び、協力会各社の 代表ら約450人が参加し、災害絶滅に向けての決意を新たにした。 大会では初めに奥村社長が挨拶。奥村社長は、経済の先行き不安に加え、建 設業を取り巻く環境は依然として厳しいとしながら、「いかなる逆境にあっ ても、労働者の安全確保はすべてに最優先し取り組まなければならない」と 強調、今年度は墜落・転落災害防止を中心に活動を展開するとし、「第一線 の職員や職長が模範を示し、現場全体の安全意識の高揚に取り組み、支店幹 部も積極的に工事所に足を運び点検をしてほしい」と、一層の努力を呼びか けた。 次いで、安全衛生協力会の平見殖会長が、昨年の災害について「繰り返し型 事故が殆どで過去の教訓が活かされていない」とし、リスクアセスメントに よる安全活動の重要性を指摘した。今年度は、本社の活動方針に基づきなが ら「現場担当者と力を合わせ、一つ一つ実践し、快適な職場づくりを目指 し、個々の現場で災害ゼロと危険ゼロを達成しよう」との決意を示した。 大会ではこの後、昨年度の安全活動に功績のあった工事所や個人などに対す る安全表彰と安全宣言などが行われた。