（社）大阪府建築士会（柳川陽文会長）の「2008年度通常総会」が５月28日、大阪市 内のホテルで開催され、柳川会長ら約150名が出席し今年度の事業計画などを可決・承 認した。総会ではまず、柳川会長が挨拶にたち、会長所信として「あらゆる分野で変 革が進む中、前会長は建築士法改正などが施行段階に入るまでの基礎作りを８年間の 歳月をかけ成し遂げた」とし「施策を着実に実行し、建築士の資質の向上と元気のあ る建築士会の構築を目指したい」と述べた。 続く議案審議では昨年度事業・収支決算報告と今年度予算・事業計画などをいずれも 満場一致で可決・承認した。今年度事業の基本方針では、会員のためのサービス向 上、健全財政、健全運営の実践と定着化、建築士の資質向上に役立つ研修・事業の一 層の推進などを基本目標に掲げている。４期８年にわたり会長を務めた宮崎八郎前会 長は名誉会長に就任した。
総会に引き続き行われた式典では、来賓祝辞として大阪府の橋下徹知事、また大阪市の平松邦夫市長からの メッセージが披露された後、第54回大阪建築コンクール表彰が行われ、大阪府知事賞と渡辺節賞の各授賞者 に対し、賞状と記念品が手渡されたほか、名誉会員称号授与、ならびに永年会員表彰などが行われた。