（社）日本基礎建設協会関西支部（浅野修弘支部長）の「第31回支部通常総 会」が23日、大阪市内のホテルで開催された。総会には浅野支部長はじめ支 部会員各社の代表ら約50人が出席し、事業計画などを審議した。総会ではま ず、浅野支部長が挨拶。浅野支部長は、サブプライムローン問題や原油高に よる鋼材や生コン単価の高騰により、「業界は苦しい状況にあるが、これを 打破するためには会員が一致協力していかなければならない」とし、そのた めには無駄な競争は避けるべきだと強調。また、公益法人改革に伴い本部で も準備に入ったとして、「社会に貢献する公益法人として支部のみならず、 協会全体が発展するよう支援をお願いする」と呼びかけた。
来賓挨拶では、本部の長嶋徹雄専務理事が本部総会の報告を行うとともに、「会員にメリットのある活動を 展開したい」と述べ、平見殖副会長は、「厳しい環境だが社会に認識してもらえる活動が必要で、公益法人 認可に向けた取り組みを推進する」とし、本部活動を後押しする支部の活動に期待を寄せ、一層の協力を要 請した。 総会では、昨年度の事業と決算報告、今年度の事業計画と予算などをそれぞれ承認するとともに、支部組織 の一部改編を決めた。今年度の事業計画では、場所打コンクリート杭の技術講習会や基礎施工士の検定試 験、安全研修会などを、引き続き実施する予定。