土工協の新支部長に友廣康二氏 4団体統合に向けてー。社日本土木工業協会関西支部(國井義彦支部長、76 社)、(社)日本海洋開発建設協会関西支部(同、42社)、(社)日本電力 建設業協会関西支部(竹内克太支部長、44社)、(社)日本鉄道建設業協会 大阪支部(福原久之支部長、51社)の「2008年度定例合同総会」が19日、大 阪市内のホテルで開催された。 総会には各支部長及び支部会員各社の代表、並びに葉山莞児・土工協・海洋 協・電建協・鉄建協会長らが出席し、事業計画のほか、4協会合併契約など の議案を審議した。また、役員改選では、土工協・海洋協の新支部長に友廣 康二・大林組執行役員を選出した。 総会では初めに、四支部を代表して國井支部長が挨拶。國井支部長は、公共 事業削減や受注競争の激化など、「厳しい経営環境にある中、協会活動が一 層重要な役割を果たさねばならない」とし、今年度の活動としては?魅力あ る建設企業群の実現に向けた取り組み?入札契約制度のさらなる改善への取 り組み?協会合併への取り組みーの本部方針の下、「良質な社会資本の提 供」を念頭に、「本部との連携をより密に、一体となった活動を展開し、国 民生活の向上と建設産業の発展に尽くしたい」と呼びかけた。
この後、各協会が順次、議案審議を行い、昨年度の事業と収支決算報告、今年度の事業計画と予算を審議。 また、各協会共通議案として四協会と五団体合同公害対策本部との合併契約に関し、土工協以外の各支部の 統合解消についてを、それぞれ承認・可決した。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、土工協・海洋協 の友廣新支部長を選出するとともに、竹内・福原両支部長の留任を決めた。 友廣新支部長は、責務の大きさに身の引き締まる思いーとしながら、「課題は多いが先輩方の活動を踏襲 し、時代の変化に対応して問題に取り組み、支部発展のために誠心誠意努力したい」と就任にあたっての抱 負を述べ、今後の支援と協力を要請した。 総会終了後、葉山会長が挨拶に立ち、四協会統合について、「公益法人を目指し、建設業界の中核として主 動的役割を果たしたい」とし、活動方針に則り、「今後、力を合わせて魅力ある企業群の実現を目指そう」 と呼びかけた。 4協会の統合に関しては、4月の本部総会において「特例民法法人の合併」として土工協を存続法人とする 吸収合併とすることで基本合意。今年12月に合併契約を締結、臨時総会などを経て、来年4月1日に新協会 の登記を行った後、正式に発足する。