水すいフェスティバルＩｎＫＡＤＯＭＡ 大阪府と国並びに、寝屋川流域11市で構成する寝屋川流域協議会の主催によ る「寝屋川流域フォーラム2008（水すいフェスティバルｉｎＫＡＤＯＭ Ａ）」が18日、門真市の門真市立体育館と市立文化会館で開催された。総合 治水推進週間（５月15日から21日）に併せて開催されたもので、フェスティ バルでは府や市民団体らによる展示た体験コーナーなどが設けられ、多くの 市民で賑わった。 このフォーラムは、水害による被害軽減を図り、河川や下水度の整備を進め ながら、流域における保水・遊水機能の確保と向上を目指す‘総合治水対 策’に対する理解と関心を深めてもらうことを目的に、毎年、流域各市で開 催されている。 10時からのフェスティバルでは、初めに開催地を代表して門真市の五十野 充・副市長が挨拶。五十野副市長は、門真市をはじめ流域市域は地理的要因 に加え「都市化の進展に伴い、豪雨等による浸水被害はもとより、水環境の 悪化も問題となっている」と現況を指摘し、その対応として総合治水対策を 推進していると述べ、「このフォーラムを通して、治水対策の役割と水に関 する理解を深めてほしい」とその成果に期待を寄せた。
会場では、総合治水と水環境に関する取り組みをパネルや模型で紹介する大阪府の展示コーナー、門真市の 下水道をＰＲするブース、寝屋川流域の市民団体等による体験コーナーのほか、砂子水路田舟乗船や足踏車 などの体験コーナー、縁日やクイズ、バンド演奏などが行われた。 寝屋川流域協議会は、国と大阪府、流域関係11市により、1991年３月に設立された。現在、河川と下水道が 一体となった「寝屋川流域整備計画」に基づき、河川改修や治水緑地、調節池設置のほか、公園・学校を利 用した雨水貯留施設設置事業などを推進している。 構成団体は、大阪市、守口市、枚方市、八尾市、寝屋川市、大東市、柏原市、門真市、東大阪市、四條畷 市、交野市、大阪府、近畿地方整備局。